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革新ビジネスアワード2019 受賞企業発表

今回で9回目を向かえる「革新ビジネスアワード2019」が11月19日に開催され、月極駐車場のビジネスに新たなビジネスモデル「アキマチ」を企画開発し、急速な勢いで展開を進めるハッチ・ワークが大賞を獲得

2019年11月19日(火)東京都文京区の文京シビックセンタースカイホールでイノベーションズアイ主催、城南信用金庫協賛で「革新ビジネスアワード2019」大賞発表会が開催された。

優秀賞として企業支援部門4社とビジネス部門10社が受賞しており、この14社の中から大賞および特別賞として「よい仕事おこし賞」の選定が行われ、大賞には月極駐車場の新たなビジネスモデル「アキマチ」を構築したハッチ・ワークが、よい仕事おこし賞には、クラウドで本人確認を行えるeKYCシステムを開発したLIQUIDがそれぞれ受賞した。

ハッチワーク増田社長は、「まさか大賞に選ばれるとは思っていなかったので、非常にうれしく思うと同時に、まだまだこれから新たな展開を考えているので、来年も新しい試みを披露して大賞を獲りたいと思います。」と受賞の喜びとともに、すでに来年度に向けて次の展開を進めているという発言に、来場した参加者も触発され、来年度への意気込みを新たにしていた。

各賞受賞者の受賞内容を紹介する。

大賞:株式会社ハッチ・ワーク

■ 受賞ポイント

大賞 ハッチワーク増田社長

● 月極駐車場の空き待ち予約サービス「アキマチ」を企画、開発し、運用を開始

● 募集看板のQRコードを読むだけで車室情報の確認、予約が可能で、利用者はスムーズに借り換えができる

● 解約が出ると予約者へ自動でお知らせ、募集期間ゼロとなり機会損失を削減し、管理会社の手間も省ける

● 対象駐車場はすでに1万台に目処が立ち、3年で10万台を目指す

● ビジネスモデル特許の申請およびIPOの準備も始めており、急速に事業が成長している

大賞:ハッチワーク増田社長

月極駐車場の収益化事業を展開するなか、オーナーの課題、管理会社の課題、ユーザーの課題をまとめて解決できる、ありそうでなかった新たなビジネスモデル「アキマチ」。短期間でアイデアを具体化し、実運用にまでもってきた手腕とその内容が評価を受け、急速に展開が進んでいる。増田社長の発言によると、現在の「アキマチ」サービスは、まだ入り口で、このしくみを活用した新たなサービスを展開していくことが本命のようだ。

よい仕事おこし賞:株式会社Liquid

■ 受賞ポイント

よい仕事おこし賞 株式会社Liquid

● 自社開発の画像処理技術・生体認証技術を活用したeKYC(電子本人確認)システムを開発

● マルチテナント方式のクラウドシステムで、本人確認情報の電子化・一元管理が可能

● 運転免許証のほか、マイナンバーカード、在留カード認証にも対応予定

● インドネシアにある合弁会社でも海外展開を進めている

よい仕事おこし賞 株式会社Liquid

法改正をいち早く取り入れた、クラウドeKYC(電子本人確認)システム「LIQUID eKYC」を開発。自社開発の生体認証クラウドと画像処理アルゴリズムで培った技術を用いた高精度の画像照合に加え、クラウドでのデータ共有により、信頼性の非常に高い本人確認を可能とした。金融機関はもとより、海外も含めた多くのサービスでの利用が見込まれ、次世代のデジタルインフラともいえる社会的貢献度の高いサービスを提供。

ビジネス部門 優秀賞

ビジネス部門 優秀賞 株式会社ANGEWORK

ビジネス部門 優秀賞 株式会社ANGEWORK

地形精度、コース取り、撮影ポイント等々非常に洗練されたドローン自動点検システムの根幹技術を開発。このドローン自動点検システムは、大手上場企業により、台風などの自然災害対策や原子力発電所での無人点検など幅広い活用が進められており、今後も大きく社会に貢献することが予想される。

ビジネス部門 優秀賞 株式会社グローバンス

ビジネス部門 優秀賞 株式会社グローバンス

戦略人事を実現するためのHRDP(ヒューマンリソースデータプラットフォーム)という新しいコンセプトを独自で確立。あらゆる人事情報を紐づけ、柔軟で拡張性の高いタレントマネジメントを実現した、クラウド型人材データプラットフォーム「ヒトマワリ」を開発。中小企業が戦略人事を取り入れる敷居を下げた。

ビジネス部門 優秀賞 株式会社携帯市場

ビジネス部門 優秀賞 株式会社携帯市場

社会的な課題に対してビジネスで解決していくという理念のもと、ガラケーの中古市場という新たな市場を開拓し、国内シェア№1、提携店舗1000店突破にまで育てた。また、シニア向けスマホ教室など、シニア向け事業を新たに開発し、循環型社会、高齢化対策など社会的課題解決をビジネスとした。

ビジネス部門 優秀賞 越野建設株式会社

ビジネス部門 優秀賞 越野建設株式会社

水分量を極限まで抑えた高密度コンクリート「結晶化コンクリート」を開発。その防音性を活用した「音楽マンション」の開発により、コンクリート業界において他社の追随を許さないオンリーワン企業。創業100年コンクリートの技術とこだわりに加え、「コンクリートの日体験まつり」をはじめ、イベントやCSR活動で地域に大きく貢献。

ビジネス部門 優秀賞 株式会社SOBAプロジェクト

ビジネス部門 優秀賞 株式会社SOBAプロジェクト

長年培ったビジュアルコミュニケーションツールのノウハウや開発スキルと企画力を活かし、インターネット声優養成学校を声優プロダクション4社と共同で設立。その高い技術力を背景に、声優養成という一般的な教育支援とは一線を画すシステムを企画開発。この技術を活用した次の展開も計画中。

ビジネス部門 優秀賞 日本システム企画株式会社

ビジネス部門 優秀賞 日本システム企画株式会社

防錆による水質改善を研究し、16年の歳月を経て配管内防錆装置「NMRパイプテクター」を製品化。国内の公共施設やマンションはもとより、バッキンガム宮殿をはじめ、数々の歴史的建造物に採用されるなど、大規模改修を必要とせず水質改善を可能とする画期的製品により、社会貢献に貢献。

ビジネス部門 優秀賞 堀江車輌電装株式会社

ビジネス部門 優秀賞 堀江車輌電装株式会社

鉄道車両の整備・改造という特殊な分野で高度な技術を有する企業が、障がい者雇用のために清掃会社を買い取り、さらに知的障がい者サッカーや車いすテニスなどの障がい者スポーツ支援にも精力的に参加。また、健常者と障がい者がともに楽しめる「ユニバーサル野球」を考案し、大会も主宰している。

ビジネス部門 優秀賞 株式会社MapleSystems

ビジネス部門 優秀賞 株式会社MapleSystems

技術者派遣企業として、技術者の成長を促しステップアップさせる=離職という理念を「離職率100%」という目標として掲げ事業を推進。この技術者の育成と働き方に対する新たな考え方は多くの共感を呼び、入社を希望するエンジニアが殺到。ITエンジニアの育成がままならない日本の状況に一石を投じたといえる。

支援機関部門 優秀賞

企業支援部門 優秀賞 StrateCutions

ビジネス部門 優秀賞 StrateCutions

経営、マネジメント分野におけるノウハウや知見を累計300を超えるコラムや100を超えるホワイトペーパーにより会員向けに惜しみなく提供。多くの会員がこれらの情報を事業に役立てることができた。会員支援において多大なる貢献を行った。

企業支援部門 優秀賞 ネット通販の魔術師合同会社

ビジネス部門 優秀賞 ネット通販の魔術師合同会社

ネット販売のノウハウや知見、最新の情報などを継続してイノベーションズアイビジネスTVに動画コンテンツとして発信しつづけ、週1回、累計100回を超える動画コンテンツの投稿は、ネット通販に携わる会員や参入を検討している会員に大いに役立った。

企業支援部門 優秀賞 株式会社ビジネス・バリュー・クリエイションズ

ビジネス部門 優秀賞 株式会社ビジネス・バリュー・クリエイションズ

上場企業からの講演依頼も絶えないマーケティングノウハウの講演をイノベーションズアイ・ビジネス・カレッジにて会員向け特別セミナー「マーケティングフォーラム」として開催。中小企業支援に対する熱い想いにより継続され、今年度で35回の開催に至り、延べ400名以上が参加した。

企業支援部門 優秀賞 ボングゥー特許商標事務所/ボングゥー著作権法務行政書士事務所

ビジネス部門 優秀賞 ボングゥー特許商標事務所/ボングゥー著作権法務行政書士事務所

事例を交えたわかりやすい内容で、商標や著作権にまつわる知識をやさしい言葉でコラムを執筆。専門性の高い内容であるにも関わらず、読みものとしての面白く多くの反響を呼び、電子書籍「知らなかったでは済まされない著作権の話」(上)(下)として出版に至った。

受賞企業

革新ビジネスアワード2019受賞企業

交流会

革新ビジネスアワード2019交流会1

革新ビジネスアワード2019交流会2

革新ビジネスアワード2019交流会3

協賛

城南信用金庫

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