PRクエスト株式会社 代表取締役 菊池泰功 氏
広報活動を通じて企業の「知名度・信用度」を高めるために

取材日:2011年2月22日

どのような事業をおこなわれていますか?
広報活動のコンサルティング、業務代行、マーケティング、コミュニケーション支援業務、広報セミナーの企画・運営をしている会社です。弊社は2009年の秋に設立しました。これは、私がもともとIT業界に勤務してきたなかで、直近の15年間を広報部門に所属し、広報を担当してきた。この経験を活かして独立をしました。特にIT、ロボット・ハイテク、サイエンスの分野の経験が豊富ですが、広報の分野というのは業界を選ばず経験を活かせます。広報というのは形がありません。経験やノウハウという部分が大きいので、いままで自分が培ってきたものを、ひとつのサービスとして提供することによってお客様の役に立てればと考えスタートしました。
「広報」という分野において、困っている企業が多かった?
なかなか広報という仕事は、企業の中で専門部門や専任のスタッフがいるとは限りません。大手の企業だと必ずあるが、ない企業も多い。結局マスコミと付き合う上で、企業の窓口となる担当者が不在だったりすると、なかなかマスコミとの関係がうまくいかない。また、決まった形はないので、経験者がいるかいないかで大きく左右します。そこの部分を外部からサポートする、というところを仕事としています。
具体的なサービスの内容を教えて下さい。
弊社は現在大きく分けて、ふたつのタイプの顧客があります。ひとつは大学、もうひとつはIT業界のベンチャー企業です。大学は広報部門の業務委託を受け、大学の広報の一員としてマスコミに働きかけています。IT関係はケースバイケースですが、特定のプレスリリースの発信を代行してアウトソーシング的に情報発信をするケースと、コンサルティングとして企業の広報担当の裏でいろいろ手伝いをする、という形の二種類があります。長く広報を経験している、という方は限られます。そこで私の経験を提供してより効果的なプレスリリースを出す。いかに記者の目にとまり記事になるようにサービスとして提供します。また、記者会見のサポートもします。記者会見となると、うまく自社だけで実施するのは難しいケースが多いので、そちらの面でもサポートします。
広報において現状の問題点は?
大学においてはかなり密着したサポートで、週に何回も打合せをし、教職員の方と一緒になって活動をしている。ほかのお客様に関しては新たな発表の案件があるたびに個別に依頼がくることが多いため、単発的なサポートになってしまいます。そうすると、いくらそれを個別に効果的にニュース発信をしても、その企業として全体的な広報力のアップに繋がりにくい。一時的に注目度が上がっても時間とともにまた薄れてしまう。トータルの蓄積になっていかない。そういった所を感じています。広報活動というのは単発の「点」であると弱い。「点」が繋がり「線」になり、さらに広がり「面」になるということが望ましいが、小規模な企業さまだと常に発表案件があるわけではないので、そこをどう埋めていくかが課題となると思います。
広報活動で悩まれている方にメッセージをお願いします。
広報活動によって商品やサービスが爆発的に売れるようになる、というケースは比較的可能性が少ない。ただ、自社の営業力だけで商品・サービスを紹介するよりもマスメディアを使うことによって効果的に発信することが大事。それによって新しいビジネスが生まれてくる可能性が高まります。一方、商品・サービスが売れるということだけではなく、企業としての信用ということが重要になってきます。信用を高めるうえでマスコミに紹介されるということは非常に効果的です。企業としての信用や価値を高めるために、広報活動を有効に使ってほしいと思います。企業の信用はお金を出して買えるものではありません。そこに気づいて、うまく活用して欲しい。また、そのようなニーズがあれば、いままでの経験からメディアを通して企業の知名度・信用度を高める、ということに必ず役に立てると思います。広報力を活用するかどうか、ということは企業のトップの考え方次第です。トップの方が理解をし、経営戦略のひとつとして広報を活用しようと判断されないと効果的にはなりません。是非、経営戦略の一環として意識して欲しいと考えます。時間的な余裕がなければ、われわれの力を利用して貰えれば企業のリソースをあまり使用しないで発信が実現できます。今後はセミナーなどもできればと考えています。
今後の展開は?
日本は技術立国・科学立国といわれるなかで、もっともっとそういう分野の企業や教育・研究活動が世の中に知られていいと思います。しかし、なかなかそうではない。隠れた技術を持つ有望なベンチャー・中小企業があるにも関わらず社会的には知られていない。そういう企業をサポートしていきたいと考えています。

略歴

1958年生まれ。東京都出身。
1982年 国際電気㈱入社
1985年 日本データゼネラル㈱入社
1990年 日本タンデムコンピューターズ入社
1994年 同社 広報担当になり、96年広報マネージャー
1998年 日本SGI㈱入社。以降11年間広報部門長として広報活動を統括
2009年 広報コンサルティングのPRクエスト㈱を設立

主な経験
IT業界に27年間勤務し、後半の15年間は広報部門にて報道対応広報の担当と部門統括報道対応を中心に、多数の記事やパブリシティの掲載実績を持つ。
スーパーコン、CG、放送、サイエンス、ロボットなど技術分野の広報で豊富な経験。

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