株式会社アスページ 代表取締役 石原勇一郎氏

公開日:2016年7月19日

業務用アプリケーションの開発を軸に、ウエブ制作などに業務範囲を拡大

事業内容は。
 システム開発やウエブ作成、ネットワーク構築・運用支援、ベンチャービジネス向けの企画や新規事業立ち上げサポートなどです。売上構成としては、業務アプリケーションの開発が7割、金融機関向けのネットワーク設計・構築が2割、企業のウエブ制作などが1割です。
競合も多いと思いますが、会社の特徴はどこですか。
 業種的に生命保険関係のシステムエンジニア(SE)が多いことですね。また、コンピューター言語で現在主流となっている「JAVA」や「C#」を扱える技術者が6割以上いて、こうした言語を使ったシステム開発の仕事が多いことです。創業当時は、異業種から人材を採用しましたが、仕事を通じてある程度、知識と技術を身につけた人たちが自分で起業したり、大手企業に転職したりしました。当社の元社員でIT系企業の社長になっている人は7人いて、中国から採用した技術者も2人起業しましたが、現在でもそういう人たちとのネットワークがあり、それが副次的にビジネスにもプラスになっています。
従業員は外国人も多いのですか。
 従業員約50人のうち、中国をはじめとする外国人が16人います。外国人は必死になって仕事しますので、スキルのアップ度では日本人より高いですね。技術者全体では、専門学校からの新卒採用をしており、平均年齢は27歳と若い人が多いです。来年春には4年制大学の学卒も採用する予定です。
システム開発が主流ですが、ウエブやロゴ、CI(コーポレートアイデンティティ)の製作なども手掛けていますね。
 システム開発などで取引があった企業を中心に、オーダーメイドのウエブ制作を請け負っています。機能面やデザインに最新手法を取り入れて、販売促進に貢献できるウエブサイトを制作しています。起業支援の一環として、会社立ち上げのウエブサイトも制作しています。ロゴやCIも依頼があれば制作します。個別企業のセールスプロモーションをサポートしているということです。個々の顧客金融系アプリケーションとウエブ制作の2つを事業として手掛けている会社は少ないです。
2006年の創業ですが、起業のきっかけは。
 大学を卒業して三菱電機系の会社に入社したのですが、2000年にIT企業の立ち上げに参加しました。しかし、当時の経営者との経営方針と合わなくなり退職して、ほかのIT企業への転職をしたのですが、その会社はさまざまな課題があり、それなら自分で起業した方が良いと考えて現在の会社を設立しました。
今後の目標は。
 3年後に社員数を100人にする計画で、そうなると企業に派遣してシステム構築を担当するSEにも余裕が出てきます。売上としては、現在の3億円を5-7億円に引き上げてきたいです。また、SEの年齢構成にあわせて、業務のローテーション化を図っていくとともに、IT化を進める企業などに対して経験と実績のあるベテランSEによる研修も実施していきたいです。ウエブ制作やクリエイティブ業務支援という、自社開発の業務比率を3割くらいまでに高めていきたいです。

インタビュー:小森茂

石原勇一郎氏(いしはら・ゆういちろう) 立教大学経済学部卒、1988年三菱電機系販売会社入社、1998年同社を退職し、IT系企業2社に勤めたあと、2006年6月アスページ創業。信条は「最速・最善」。51歳。東京都出身。

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