プロバイオインターナショナル
取締役の根本広喜氏(右側)
横浜企業経営支援財団が主催する「横 浜ビジネスグランプリ2011」(http://www. akinaisouken.jp/release/ybg20110131.pdf) の 最終審査が1月29日、ランドマークホール (横浜市西区)で開催された。
このコンテストは、横浜で1年以内に起 業を検討もしくは既存とは別の新規事業を 起こそうとしている企業と、横浜で起業後 7年未満の企業を応募の対象にした国内最 大級のビジネスプランコンテストである。
今回は応募総数434件(ベンチャー部門 232件、ソーシャル部門90件、アンダー22 部門112件)の中から書類審査とプレゼン テーション審査を通過した11組(ベンチ ャー部門5件、ソーシャル部門3件、アン ダー22部門3件)による最終審査が行われ た。ベンチャー部門はプロバイオインター ナショナル代表取締役の下手正輔氏、ソー シャル部門はえと菜園代表取締役の小島希 世子氏、アンダー22部門は慶応義塾大学理 工学部の金山晴紀氏がそれぞれ最優秀賞に 輝いた。
プロバイオインターナショナルは、プロ バイオティクス飼料肥育による安心・安全 な食肉づくりについて発表。鶏や豚などの 家畜に対して独自に開発した植物性乳酸菌 を混合した飼料を与え、抗菌剤や農薬を使 わない安心・安全な有機食肉を作り上げた ことが評価された。
ソーシャル部門のえと菜園は、ホームレ スの職と農をつなぐ「レンタル家庭菜園」 で最優秀賞を受賞。ホームレスに農薬とお 金をかけない野菜作りを指導し雇用の場を 創出するほか、勤務評価の良いスタッフは 農家に受け入れてもらう仕組みづくりを進 めている。
アンダー22部門で最優秀賞に輝いた金山 氏は「JAPAN MANGA」について 発表。日本の同人誌などを翻訳し、電子書 籍として世界に向けて販売するグローバル なポータルサイトビジネスを説明した。
横浜ビジネスグランプリはファイナルに 進出した企業に対し、横浜市の創業ベンチ ャー促進資金の融資申し込み資格が付与さ れるなど、創造性やチャレンジ精神に富ん だ中小・ベンチャー企業のバックアップを 続けている。
「フジサンケイビジネスアイ」