ベルホーム司法書士事務所 司法書士 鈴木 梨紗氏
－司法書士事務所を立ち上げた経緯を教えて下さい
大学卒業後、いろいろな司法系事務所で勉強しました。中でも弁護士事務所での経験が長かったです。私自身、「絶対に資格を取るぞ」という強い気持ちがあったわけではありませんでしたが、弁護士の先生と一緒に仕事をする中で、弁護士の先生が自分を対等に扱ってくれる姿勢や態度、それに加えて自分の調べたことや知識がそのままお客様の役に立つということが嬉しくて、資格取得を目指すようになりました。
2008年に司法書士試験、行政書士試験に合格後、司法書士事務所に在籍して経験を積み、11年に独立しました。
－ベルホームの名前の由来が女性らしいですね。「女性だからこそできること」を生かしたサービスが随所に感じられます
ベルホームの「ベル」は、クリスマスのベルが、幸せが訪れたことを人々に知らせるために使われたといわれているように、「幸せな鐘を鳴らす」という意味を込めています。
われわれは、まずは、「聴くこと」に徹しています。また、事務所員全員が女性であるため、きめ細やかなサービスに特に配慮しています。
－今後について
大きくは、２つあります。１つ目は、会社顧問契約を増やしていきたいです。会社顧問という形でお付き合いさせていただいておりますと、成長中なのに疲れてしまっている社長が多いということに気づきます。社長業に加えて、法務も経理も全て自分でやらないと安心できないからです。本来の社長業に徹して、安心して、元気に「夢」を持って事業を行える「ゆとり」づくりに一役買わせていただければと考えています。
2つ目は、女性経営者という側面から同じ境遇の方々とつながっていきたいと思っています。以前、起業家のためのビジネススクールに参加した際に、男性参加者は、「勢い」で起業の一歩を踏み出しますが、女性参加者はなかなか踏み出せず、場合によっては、起業をやめて就職してしまったりするのを目にしました。女性の場合は、女性同士のネットワークが必要なのだと思います。私自身も女性経営者の方々のつながりを深めていきたいです。
「フジサンケイビジネスアイ」
