情報通信ベンチャービジネスプラン発表会

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プレゼンを勝ち抜いた受賞者たち。
左からシェアウィズ代表取締役・辻川友紀氏(特別賞)、花咲けピクチャーズ・マーケティング室部長の小松広人氏(大賞)、
情報通信研究機構・吉武洋一郎理事、ピーエフシー代表取締役・松田啓二氏

 3月7日、東京・大手町の日経ホールで独立行政法人情報通信研究機構(http://www.nict.go.jp/)が主催する「情報通信ベンチャービジネスプラン発表会」が開催された。

 2002年度にスタートした同発表会は今回で14回目を数える。情報通信分野のベンチャー企業または創業を目指す個人に対するビジネスマッチング(技術・事業提携や資金調達、人材確保、販路拡大等)の促進が目的。

 開催に先立ち、同機構産業振興部門長の藤田清太郎氏が、「わが国を明るく元気にするにはベンチャー企業の活躍が不可欠。(当発表会で得た)共感を、皆さんの周囲やコミュニティに広げていただきたい」と挨拶。

 次いで、一般応募枠と地域推薦枠でエントリされた合計8社が持ち時間7分でプレゼンを行い、ビジネスプランの実現可能性や成長性、収益性を競った。

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ファッション特化型ソーシャルコマースサービス「STYLE SHARE」を展開する花咲けピクチャーズのプレゼンの模様

 ファッション特化型のソーシャルコマースサービス「STYLE SHARE」を展開する花咲けピクチャーズ=写真=が大賞に輝いた。同社は福島県会津若松市が実施した2011年度「会津産IT技術認定」の大賞を受賞し、同市の推薦を受けて出場した。 「Yahoo!アバター」を始めとするアバター制作に強みを持つ同社の本社所在地は東京都渋谷区にあるが、2011年度に会津若松市内に研究開発拠点を開設。

 「STYLE SHARE」の大きな特徴は、パソコンやスマートフォンの画面上で、ファッションブランドのさまざまなアイテムを、自由に着せ替え(仮想試着)可能な「コーディネート試着」機能。今後は、多様なブランドのファッションアイテムを端末上で横断的に着せ替えし、ユーザー同士で情報を共有できる新たなB to Cコミュニティサービスを提供していくという。

 特別賞を受賞したのは、レクチャー投稿型SNSサイト「ShareWis(シェアウィズ)」を運営するシェアウィズ(大阪市)代表取締役の辻川友紀氏。

 サービス登録者が、自分が持っている知識を、動画やテキスト、演習問題などのシンプルなレクチャー形式で投稿。各レクチャーはサービス閲覧画面に現れる「知識の地図」上に配置される。閲覧者は同地図にしたがい、何から学び始め、次に何を学べばいいのかを理解しながら、各レクチャーを体系的に、無料で学習することができる。

 「学ぶ意欲はあっても、何を学んだらいいのかわからない」という社会人向けの「学びの羅針盤」になりうる、新たな学習スタイルであることが評価された。

 一方、「クラウド救命支援システム(CEMS)」の国内・海外展開について発表を行ったピーエフシー(東京都豊島区)が、NTTコミュニケーションズの協賛による「OpenLab賞」を受賞。

 同サービスは、救急隊員が患者情報をiPadに入力してクラウドに配信すると、そのデータが受入病院や所属消防本部のPC、タブレット端末等のWebブラウザで閲覧できるというもの。高精度で専門用語の変換効率が高い音声認識システムも採用し、患者情報をハンズフリーで音声入力できる特徴がある。

 現在、日本の救急隊員は救急救命活動の際、患者情報を紙に手書きして受入病院の医師に渡し、消防署に戻ったあとに患者情報をPCに転記している。同社では、同システムを自治体(救急隊および救急指定病院)に提供し、救急救命活動における業務効率化を推進していくという。同時に、紙ベースで患者情報をやりとりしている海外諸国にもサービス展開をはかる。

 同発表会は、起業家と情報通信業界などで活躍しているメンターとの交流の場として同機構が今年度から実施している「ICT Mentor Platform PROGRAM2011」の一環として行われたもの。同発表会が行われた前日の3月6日には、高専や大学生等によるビジネスコンテストである「起業家甲子園」が開催されている。

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「フジサンケイビジネスアイ」

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