【Next Stage】デファクトスタンダード・竹内拓社長

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デファクトスタンダード 竹内拓社長

■ブランド品宅配買い取り 年商100億円へ

 インターネットの宅配買い取りサービス「ブランディア」の利用者数が、本格スタートから約3年で累計30万人を超えた。段ボール箱などの「宅配キット」をユーザーに届け、送料無料で査定。4500種類を超える衣類やバッグなどのブランド品を買い取り、競売サイトで販売する仕組みが軌道に乗り、成長を続けている。運営するデファクトスタンダードの竹内拓社長は、売上高100億円を目指すという。

 --事業のきっかけは

 「街の質屋は江戸時代からスタイルが同じで、買い取りはブランド力の高い品物に限られ、傷や汚れがあると買い取ってもらえないケースも多い。既存の業者が扱うことができなかった品物を買い取り、ネットと組み合わせて流通させれば、ユーザーが望んでいる新しいビジネスモデルができると考えた。質屋を普段利用しない人に使ってもらえるようにするための仕組みが、宅配キットだ」

 --送料を負担しながら利益を確保するのは難しいのでは

 「査定の仕事は端的に言えば本物か偽物かを見分けられればいい。その品物の査定に必要なスキル(技量)の高低に応じ、担当する品物を割り振って人件費を抑え、1カ所で集中して査定することでもコストを低くできる。店舗を持たず、顧客と非対面でやりとりするネットだからこそ可能になった。もちろん、徹底したコスト削減と効率化にも取り組んでいる」

 --査定件数は右肩上がりだ

 「11年10~12月期は約3万4000件で前年同期の2倍。買い取り個数も毎年2倍以上のペースで増え、11年7~9月期は22万1000個程度に達した。スタッフを月当たり30~40人ほど新たに採用して対応している」

 --競売中の品物などを保管するスペースが足りないのでは

 「2年半前に本社と物流機能を統合し、東京流通センターに移したので、その懸念はない。ブロックの壁を外せば容易に拡張できるので、スペースを昨年11月に1.3倍にした」

 --売上高の目標は

 「11年9月期は28億5000万円だったが、3~4年後に100億円規模にしたい。労働集約型のビジネスだけに一気にではなく、地道に伸ばしていく」

 --どういう企業にしたいか

 「リユース(再使用)事業は社会的意義も大きく、ユーザーにも喜んでいただける。今後は買い取った品物の販路を海外にも広げていく。それによって買い取れる品物の幅が広がり、ユーザーにもメリットを還元できるはずだ。ネットとグローバルを主軸に、新しい2次流通の仕組みを育てたい」(村山雅弥)

【プロフィル】
竹内拓
 たけうち・たく 慶応大環境情報学部卒。在学中に起業した経験を持ち、NTTデータを経て、インターネット通販のネットプライス(現ネットプライスドットコム)の創設メンバーとしてCTO(最高技術責任者)を務める。同社が2006年にデファクトスタンダードに出資し、07年10月から現職。ネットプライスドットコム取締役を兼任。37歳。東京都出身。

【会社概要】

デファクトスタンダード
 ▽本社=東京都大田区平和島6-1-1((電)03・3764・5111)
 ▽設立=2004年4月
 ▽資本金=8975万円
 ▽従業員数=355人
 ▽事業内容=インターネット専業買い取りサービス

「フジサンケイビジネスアイ」

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