自分で開発したソフトで「自己管理の達人」となっているという駒井研司副社長=東京都新宿区
■自己管理ソフト「MyStats」 スマホで自分の活動「チェック」
「何にどれだけの時間を使っているか」を記録、分析するiPhone(アイフォーン)向けソフトだ。午前10時から11時まで会議、11時から12時まで報告書作成、13時から14時までメール処理-などと入力していくと、ワンタッチでグラフ化でき、自分の活動を「見える化」できる。
「知識労働者が成果をあげるための第一歩は、実際の時間の使い方を記録することである」-。ピーター・ドラッカーの「経営者の条件」にあったこの言葉が開発の引き金になったと技術ベンチャーのネオレックス(名古屋市)の駒井研司副社長は話す。
しかし、ドラッカーの教えを実行しようとしたもののやり方が書かれていない。取りあえず、自分の行動をシステム手帳に記入し、エクセルに再入力してグラフ化してみた。すると、1日の14%はメールに費やしているという結果が。「メールって何だ? 何していた?」と自問自答して時間配分を変えて時間をひねり出し、完成させたのが自己管理ソフト「MyStats」だそうだ。
「App Store」の「ビジネス」のカテゴリーから、アプリを無料でダウンロードすることが可能だ。
このソフトでできることは基本的に2種類。一つは行動と時間を記録し、何にどのくらいの時間を費やしているのかを分析する「時間アクティビティ」。もう一つは「体重」「食費」「新規契約獲得数」などを記録する「日別アクティビティ」だ。項目は自由に設定でき、それぞれ円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフで表示して視覚的に分析できる。使い方はいたって簡単で、移動の車中などで短時間に入力できる。
「うちでは日報で使っていますが、時間いくらで費用請求する弁護士、コンサルタントなどにはぴったりだと思う。また、時間を自由に使えるアーティスト、数字を追うアスリートなどの方々からも、自己管理に役立っているという評価をいただいている」
アイフォーン、iPad(アイパッド)などで利用可能でパソコンとデータを同期して使うこともできる。アンドロイドは準備中。法人利用を有料化する計画だ。
「何に使うかはユーザー次第。目下の夢はMyStatsを使って成功した方がメジャーになって広めていただけること(笑)。ちょうどいま、MyStatsを利用した自己管理術コンテスト( http://www.mystats.net/jpn/news-20110920.html )を行っており、12月に『自己管理名人』を選出するイベントを開催中です」。ちなみに、このソフトは日本語のほか英語でも使える。狙うは世界だ。(谷口正晃)
「フジサンケイビジネスアイ」