会計システムの開発・コンサルティングなどを展開するエクシード(東京都国分寺市)は、独自の技術・ノウハウを持つ東京・多摩地区の中堅・中小企業の商品や、同社が保有する特許・知的財産を活用したコンサルサービスを紹介するECサイト「多摩Tech!箱(たまてくばこ)」を開設した。
多摩地区は、大学や大企業の工場・研究所などが集積し、特色のある技術をもつ中小企業も多い。「多摩Tech!箱」は、こうした技術・商品を全国の大企業などに広く知ってもらうために設けた。
中小製造業者は自社の直販サイトはもっていないことが多く、「多摩Tech!箱」に商品を出品し、自社製品をアピールすることで新たな販路開拓ができる。同サイトのトップページからカテゴリー別や商品検索が可能。
現在は、ミラック光学(八王子市)の各種光学機器や、オーエステクノロジー(国分寺市)のワイヤレス機器、ユウシステム(三鷹市)の画面内で商品を360度回転させて見ることのできるウェブ表示技術「US-360i」などが紹介されている。取扱点数は200点弱。機械部品などを中心に集め、1年後には20~30社、商品数で1000~2000点の掲載を目指す。
エクシードでは機械・部品に特化したサイトとして特色を出していく考え。そうすることによって「ネイルアーティストに重宝される小さなものをつまめるエアピットなど、一部で個人の顧客による訪問・購入も期待できる」としている。同サイトはグループのスプリングフィールド(国分寺市)が運営する。
「フジサンケイビジネスアイ」