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株式会社アーツエイハン 代表取締役 飯塚 吉純氏
映像を軸とした宣伝・PRのトータルサービス!

取材日:2011年1月31日

事業の特長を教えて下さい。
弊社のコンテンツはいくつかありますが、断トツ的に映像が強いです。メイン事業としては、ビジネスに直結した、広報ですとか販促の映像を作っています。しかし映像というのは一つの手段で、クライアントさんと話し合っていくうちにその企業をさらに効果的に宣伝・PRをするには、ウェブ、モバイル、さらに展示会のサポートなどその他のメディアも当然関わってきます。それを弊社ではトータルでお手伝いしています。また、通常だと映像制作の案件は広告代理店などを経由して受注することが多いのですが、弊社の場合は、実績を見た企業の広報、総務、人事、IRなどの部著から、直接受注するケースが増えています。
映像を作るときの心構えのようなものはありますか。

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映像を制作するときは、いかに見てもらえるか、という部分に焦点を当てます。自分たちの企業に興味を持ってもらうために、かなりの予算を割いて作った映像なのに見ていて嫌になる映像も少なくありません。まずは何のために作る映像なのかを整理し、伝えたいこととターゲットを絞り込むことが重要です。また、映像という情報は日常生活でも溢れていて、映像を見慣れている人が増えています。ナレーションや構成も興味を喚起させるクオリティであることが重要です。私たちは、数多くの番組で活躍するナレーターや、役者を起用したり、構成をドキュメンタリー風やドラマ風にするなど工夫しています。
そういった工夫のお陰か、「既存の映像を新しくしたい」というご要望も多々あります。コストパフォーマンスにも自信がありますが、価格勝負ではなく、全体的なバリューとして、いいコンテンツを提供できる自信があります。
今後の事業展開は。

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これからもコンテンツを作るということは変わりません。広報、販促のサポートも引き続きやっていきます。いままでは狩猟民族的にこちらから営業を掛けて仕事を取ってくるということが多かったですが、今後は、農耕民族的に畑を耕して種をまいて水をあげて自然に刈り取る、つまり、ウェブを有効活用した営業の仕組みを作っていかなくてはならないと思っています。
また、先日視察でカンボジアに行ってきました。中国、タイ、ベトナムなどは既に多くの日本企業が進出しており、なかなか今から参入するのも難しいと思いますが、カンボジアはこれから、といった感じで、カンボジアには近い将来、多くの日本の企業が進出していくことになると考えています。将来的にカンボジアに連絡所を作って、現地の海外企業のコンテンツ制作を手がけられればと思っています。
現地の日本語学校も見てきました。経済的に恵まれていない環境で育ち、近くのお寺に住み込んで、アルバイトなどをしながら日本語を勉強するために学校に通っている生徒を見て感動しました。卒業までの2年間で半分くらいの生徒が辞めていく、本当に学びたい生徒しか残れない厳しい学校ということでしたが、そこで勉強をしている子供たちはやはり違いました。彼らの素直で真剣な眼差しを見ているだけで本当に涙が出ました。
私ももっと頑張らなくてはと思います。

略歴

1964年 東京生まれ。
1985年 東放学園専門学校放送技術科卒業。映像制作会社技術部撮影課、制作部プロデューサーを経て、2000年 4月、 有限会社アーツエイハン設立。2002年4月、広告会社と事業統合。現在に至る。

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