講演するタナティップ駐日タイ大使=28日、東京・大手町の経団連会館
独立行政法人中小企業基盤整備機構は28日、成長を続ける東南アジア諸国連合(ASEAN)の中核国であるタイの投資環境などを紹介する「タイビジネスセミナー」を東京・大手町の経団連会館で開いた。タイへの進出を検討する中小企業経営者ら約400人が参加した。
セミナーでは、タナティップ駐日タイ大使や、タイ工業省のバヌワット裾野産業振興部部長らが講演した。タナティップ大使は「(日本の中小企業は)新たな投資先として、日本と親密な関係を持つタイなど東南アジアに出ていくべきだ」と強調した。中小機構の高田坦史理事長は「これからタイはASEANの中心として大きな発展が期待でき、日本にとって大きなビジネスチャンスがある」とした。
セミナー終了後、タイの現地企業経営者らを招いた商談会も開催された。
「フジサンケイビジネスアイ」