有限会社人事・労務 代表取締役 矢萩大輔氏
「ヒト・モノ・カネ」の中の「ヒト」に関する国家資格である社会保険労務士を強みにして、これからの社会を見据えた人事制度や人材活用をコンサルティングする会社として1999年に立ち上げたのが「有限会社人事・労務」です。今や給与や労働条件といったハードな面だけでの問題解決が困難になりました。社員のモチベーションをアップさせて、パフォーマンスを向上させるには、内面的に訴えかけるソフトな面を重視した人事制度が必要です。弊社は、「つながり」をキーワードにES(従業員満足度)を主力として提案しています。これからは、利益追求だけではなく、社会の課題を解決する企業が業績を伸ばし、生き残る時代になります。しかし、いくら企業のトップが社会の課題解決に目をむけても、従業員が同じ方向を向いてくれないと上手く行かないという課題が存在します。私たちは地域おこしのプロジェクトを推進するときに「地域おこしは、人おこし」という言葉を良く使います。ほとんどの人が近代的な教育の中で金銭的な報酬以外のことを目的として就労することを教わってきていません。ですから、社会のためになることをしようという場合には、まず社員からというプロセスが必要なのです。個々の従業員の力を知り、向上させることによって会社も成長する。まさに、CSRの前に社員第一主義の考え方を組織の根本に据え、取り掛かる必要があります。弊社では、独自にESを体系立て、2007年に日本ES開発協会を設立しました。更に「人」に関するさまざまなコンサルティングを提供する「ソーシャルコンサルティングファーム」として成果・結果主義から脱却し、日本的経営の「人間性尊重経営」というDNAを広め、再発見する取り組みを推進しています。
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