「公的機関の中小企業支援策を知っているのと知らないのとでは、ビジネスにも大きな差が出てしまう」-。手厚い支援を無料で受けた経験がある中小企業経営者の実感だ。
もっとも、国や自治体などの中小企業支援策は多岐にわたることもあり、今のビジネスに、どの施策を、どう生かせるのかピンと来ないという経営者も多い。
そんな人にお勧めなのが中小機構の提供する中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」(http://j-net21.smrj.go.jp)の活用だ。中小企業の経営に役立つさまざまな情報を効率良く収集できて、読み物としても楽しめるように工夫してある。
トップページは「起業する」「支援情報を知る」「経営をよくする」「事業を広げる」「製品・技術を開発する」など目的別に分類されており、それぞれの項目ごとに整理されたコンテンツを閲覧できる。
「起業する」の中には、起業を準備段階からサポートするマニュアルや事例を紹介したコラムなどで構成する「起業ABC」、カフェやラーメン店など200以上の業種について開業の準備や収益のシミュレーションなどを詳しく解説した「業種別スタートアップガイド」、独自の理念と戦略で成功している経営者を描く「闘いつづける経営者たち」などがある。
これらのうち、「経営をよくする」にある、経営者らから寄せられた約800件の質問に専門家が回答する「ビジネスQ&A」、独自の技術や発想で頑張る中小企業の事例集「元気印中小企業」、経営に関する法律問題をやさしく解説した「法律コラム」の3つの人気コンテンツはスマートフォン(高機能携帯電話)でも見られる。パソコン用、スマホ用とも会員登録は不要で、閲覧は無料だ。(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
フジサンケイビジネスアイ