中小機構が運営する中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」(http://j-net21.smrj.go.jp)で、「農業ビジネスに挑む-成功のヒントは経営感覚を研ぎ澄ませること-」と題し、日本の農業の活性化に一役買っている中小企業の取り組みを紹介している。
実際に農業ビジネスで成功している経営者らに取材し、従来のやり方にこだわらない独特かつ柔軟な発想が付加価値の高い農産物・農産加工品を生み出すことを浮き彫りにしており、「農商工連携」や「農業の6次産業化(生産・加工・販売)」が叫ばれる中、各方面の関心を集めそうだ。
現在までにアップされている記事は「栽培技術だけでなく経営感覚に長(た)けた人材を育成する-パソナ農援隊」「年間50億円を売り上げる6次産業化の先駆け企業-伊賀の里 モクモク手づくりファーム」など。例えば、三重県伊賀市で体験型ファクトリーファーム(農業公園)を経営している株式会社組織の伊賀の里モクモク手づくりファームは、地元の銘柄豚「伊賀豚」を使ったウインナーづくりの体験教室が盛況を呼んだのをきっかけに1995年に起業。今では滞在型食農学習施設や牧場、ミルク工房なども備え、年間50万人もが訪れる人気ぶりだという。
そんなユニークな企業の取り組みについて、それぞれ「キーポイント」を掲げるとともに、多彩な写真を添えて分かりやすく、読み応えのある内容に仕上げている。(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」