IT(情報技術)を活用して原価管理や生産を効率化したい、自社のホームページを営業ツールとして活用したい-。そんな中小企業にとって、打って付けの研修がある。中小機構が運営する中小企業大学校東京校(東京都東大和市)が10月23日から開講する全9日間の「IT活用による経営課題解決実践研修~IT活用によってビジネスプロセスの革新,eコマースの実現など自社の経営課題を解決する~」だ。
この研修は、座学講義やゼミナール方式の個別指導を通じて、自社の現状・経営課題を把握してもらい、その改善策、改善計画を策定する実践的なカリキュラムになっている。日程は、(1)10月23~25日(2)12月5~6日(3)来年2月13~14日のインターバルで行われ、1回目と2回目の間、2回目と3回目の間に、それぞれ1日ずつ、講師が参加企業を直接訪問し、各社の実情に合わせた個別具体的な支援を行う。
講師陣には、ITコーディネーターとして定評のある阿部満氏をはじめ、ITシステム関係の支援経験が豊富な中小企業診断士らが名を連ねるほか、実際にITをビジネスに活用している中小企業2社の経営者からそれぞれの先進的な取り組み事例を聞くこともできる。
これまでに同テーマの研修を受講した企業からは「自社の経営課題を持ち込んで講義を受ける実践的な内容で、現地指導員の方々の熱心な指導と的確なアドバイスが非常に役に立った」との声が上がっている。
定員20人で受講料は9万9000円。中小企業の経営者や社員なら誰でも受講でき、10月1日締め切りで申し込みを受け付けている(定員になり次第、締め切ることもある)。詳しくはホームページ(http://www.smrj.go.jp/inst/tokyo/list/h24shosai/064897.html)で。(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」