あなたの会社は業界標準と比べて安全? それとも危険?
「資金繰」の診断結果
中小機構が2004年3月にスタートした「経営自己診断システム」(http://k-sindan.smrj.go.jp/crd/servlet/diagnosis.CRD_0100)は、こんな診断結果が立ちどころに得られるサービスだ。
12年3月末までの累計でアクセス数128万件以上、診断利用件数62万件以上に上るなど、企業の経営者や経理担当者をはじめ、金融機関や中小企業支援機関などに幅広く利用されている。
利用方法は上記サイトにアクセスし、「決算書項目内容入力」画面に業種と主要財務データを入力するだけ。すると中小企業信用リスク情報データベース(CRD)に蓄積された150万社以上の決算値データと比べ、「総合」「資金繰」「個別指標」の3つの診断結果が示される。
「総合」は収益性、生産性、安全性など5項目の得点をレーダーチャートで表し、27の個別指標のうち得点が低い3つを解説。「資金繰」は安全性に関わる10指標について、業界標準値やデフォルト(倒産)企業値と比較する。経営の危険度も「安全」「警戒」「危険」のゾーンに分類される。「個別指標」は自社の27指標が業界標準値のどの辺に位置するかがひと目で分かる。
利用料は無料で登録も不要。診断結果に不安を覚えたら、中小機構では全国9カ所の窓口で相談も行っている。
(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」