中小機構の「FutureJapan」サイト
成熟した国内市場から、拡大が見込まれる海外市場へ販路開拓を模索する中小企業は多い。だが、商習慣の違いや求められる積極的なコミュニケーション…など立ちはだかる壁は高い。
すでに海外進出に成功した中小企業からは、当初に出展した国際展示会の感触がその後の原動力となったという声があがっている。そこで海外展開を図る中小企業の裾野拡大に取り組んでいる中小機構は、その第一歩として国際的展示会への出展を促している。
中小機構は国際化支援事業の一つとして、ブースを確保。そこに初めて海外展開を試みる中小企業が出展する方式。事前に海外バイヤーへの効果的な出展や商談の方法などを伝授し、アドバイザーや通訳が開催中もサポートする。さらに商談フォローまで一貫した支援態勢を組んでいる。
2012年の第1弾として18日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「第41回インターネプコンジャパン」に「Future Japanゾーン」を展開する。全国からよりすぐりの中小企業67社が出展、海外への販路拡大に向けたPRを行う。インターネプコンジャパンの公式サイトから無料招待券の申し込みも可能。
同展は世界20カ国から約1500社が出展するアジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展。生産設備の導入を目的に技術者9万人の来場が見込まれ、アジアを中心とした海外からの専門家も6000人が訪れると予想されている。それだけに受注獲得、技術相談の格好の場となるとみられている。詳細はホームページ(http://nepcon.smrj.go.jp/index.html)で。
今後は「第73回東京インターナショナルギフトショー春」(2月8~10日、東京ビッグサイト)などでも同様のサポートを行っていく。(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」