新たな販路開拓に向け、海外展開を検討する機運が中小企業にも高まっている。しかし、国内市場と違った規格や商習慣などに挑むリスクもあり、なかなか踏み切れない中小企業も多い。
中小企業基盤整備機構は海外市場の開拓を考えている中小企業を対象に、国際化をしていく際のアドバイスやセミナーなど、さまざまな支援を実施。今年度は海外バイヤーとの商談機会を増やし、販路開拓につなげるために、国際関連展示会への出展支援に力を入れている。単に展示会に出展するだけでなく、専門家によるアドバイスや翻訳、通訳など事前準備の支援や展示会場での商談、展示会後のフォローアップなど、一貫したサポートが特長だ。
現在募集中のものも含め、食品・食品加工業のほか、半導体・精密機器・産業機械などの製造業とエレクトロニクス製造業の関連イベント出展者を随時、募集していく。
2012年1月18~20日に開催される「インターネプコンジャパン2012 エレクトロニクス製造・実装技術展」(東京ビッグサイト)では「Future Japanゾーン」として中小機構ブースを出展する。出展者は約70社、募集締め切りは今月22日を予定している。
また、12年3月6~9日開催の「FOODEX JAPAN 2012 国際食品・飲料展」(幕張メッセ)には出展企業40社ほどの中小機構ブースを設置する。締め切りは12月中旬の予定。
このほかにも「nano tech 2012 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(12年2月15~17日開催、東京ビッグサイト)などについても、準備が整い次第、募集を開始する。
応募方法など詳しくはホームページ(http://www.smrj.go.jp/venture/event/062032.html)で。
(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」