中小企業を取り巻く環境は常に変化している。企業が直面すると思われる経営課題に関する情報をタイムリーに提供するために、中小機構は「虎ノ門セミナー」を開催している。
原則、毎月1~2回(年間約18回)のペースで開かれ、会場は中小機構セミナールーム(東京・虎ノ門)。聴講は無料。定員は50人(申込先着順)。
これまで、「コーズマーケティングの実際-社会貢献・共生指向な経営戦略への転換」や「商品開発における異文化対応力-ローカリゼーションマップの視点と取り組み」=写真=などをテーマに開催してきた。論文風で難しく感じるが、専門家が優しくかみ砕いて課題を投げかける。
次回10月13日のタイトルは「ファミリービジネス論から見た中小企業の課題」。講師は、日本経済大学東京渋谷キャンパスの後藤俊夫教授が務める。
創業者一族の影響下にある企業は、欧米諸国を含めて一般的に「ファミリービジネス」と呼ばれている。わが国企業の97%を占め、常用雇用者の3分の2を雇っているファミリービジネスの特徴を分析。東日本大震災の被災企業を視察し、支援に乗り出した後藤氏が見たファミリービジネスの強さと課題を示す。その上で、ファミリービジネスが地域活性化に果たす役割について問題を提起する。
今後のスケジュール、申し込みなど詳しくはホームページ
(http://www.smrj.go.jp/jinzai/index.html)で。
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(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
「フジサンケイビジネスアイ」