城南信用金庫理事長 守田正夫
□城南信用金庫理事長・守田正夫さん(58)
--8、9日に東京国際フォーラムで開催す 「2015“よい仕事おこし”フェア」の特徴は
「ビジネスマッチングで企業同士の出合いの場を作るのが一番の目的だ。東日本大震災で被災した東北の復興支援もテーマの一つに掲げ、東北地方の特産品の展示や販売を行う。ロンドン五輪の体操女子日本代表で、2020年東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の理事を務める田中理恵さんによる東京五輪に向けてのトークショーも予定している」
--全国から参加する信用金庫も増えている
「全国266の信金に呼び掛けたところ、4回目となる今回は約120の信金が協賛・協力してくれる。このうち102の信金が力を合わせ、北海道から沖縄まで全国のふるさと名物約150品を販売する『全国!信用金庫のご当地逸品イチ』を新たな試みとして行う。地域のことをよく理解している信金同士が手を取り合って情報発信力を強化し、東京から日本全国を元気にしていければと思っている」
--地元企業の支援活動に注力している
「『お客さま応援企業』を目指す中、6月22日に『城南なんでも相談プラザ』を本店3階に開設した。売り上げや販路の拡大、起業、事業承継、税務など多岐にわたるお客さまの悩み事に総合的に対応できる相談窓口にしている。専門の職員だけでなく、外部の専門家からのアドバイスも受けられるようにした。相談スペースも設けているので、気軽に来店してほしい」
--理事長に就いて2カ月半が経過した
「まだ何もよく分からない中、周囲に支えてもらいながら一生懸命にやっている。世のため社会のためという信金の原点を忘れず、お客さまに対する支援活動をさらに強化し、城南信金を発展させていきたい」
◇【プロフィル】守田正夫
もりた・まさお 明大商卒。1980年城南信用金庫に入り、理事・融資部長、業務部長などを歴任。2015年6月から現職。東京都出身。
「フジサンケイビジネスアイ」