キューバ狙う通信事業大手 巨大市場 米政府に規制緩和促す

掲載日:2010年9月15日(水)5:00

カテゴリ:[海外・グローバル]

ニューヨーク市内のベライゾン・ワイヤレスの販売店。ベライゾンやAT&Tなど通信事業大手は、携帯電話普及率がラテンアメリカで最低キューバでの展開を目指しさまざまな働きかけを行っている(ブルームバーグ)
ニューヨーク市内のベライゾン・ワイヤレスの販売店。ベライゾンやAT&Tなど通信事業大手は、携帯電話普及率がラテンアメリカで最低キューバでの展開を目指しさまざまな働きかけを行っている(ブルームバーグ)

 携帯電話普及率が低いキューバ市場への進出機会を求めて、ノキア、AT&T、ベライゾン・コミュニケーションズの通信事業大手は米政府に規制緩和を促している。

 ノキアは、キューバでの携帯電話販売が認められるよう、47年前に導入された禁輸措置を緩和するよう求めている。ノキアの本社はフィンランドにあるが、ラテンアメリカへの輸出を行うユニットがマイアミを拠点としているため、米国の規制が適用される。

 また米AT&Tとベライゾンは、米通信事業会社が米・キューバ間の電話接続サービスを容易に提供できるように、連邦通信委員会(FCC)に規制緩和を促している。

 ピラミッド・リサーチの上級アナリスト、ホセ・マガナ氏は、AT&Tとベライゾンの目的はキューバ進出の第1段階として、同国を訪問する米国人のためにローミングサービスを提供することではないかと指摘した。

 ≪つきまとうリスク≫

 こうした動きは、オバマ米大統領のキューバ政策見直しによって活発化した。同大統領は2009年4月に、キューバ系米国人に対する渡航規制の解除を発表。同時に、外国との接触機会が増えれば、キューバ人のラウル・カストロ体制への依存を弱めることができるとし、関係閣僚に通信事業会社のキューバ進出を認めるよう指示した。

 しかし実際は、通信開放はほとんど進展していない。カウンシル・オブ・アメリカズの政策ディレクター、クリストファー・サバティーニ氏は、キューバでの事業展開には、経済制裁に違反するリスクがつきまとうと指摘した。キューバの通信ネットワークへの投資は、1992年キューバ民主主義法で禁じられている。

 ノキアでラテンアメリカ政府への働きかけを担当するホセ・マルティネス氏は、8月20日に行われたインタビューで「官僚レベルで、携帯電話の販売が認められるよう規制を緩和しようとする意欲があるようには思えない」と話した。

「海外・グローバル」関連企業  もっと見る

  • 株式会社アークアカデミー

    株式会社アークアカデミー

    1) 日本語研修のための、国内・海外への日本語教師専門家の派遣・紹介を実施しております。 2) 外国人・留学生のアルバイト・就職・キャリアの人材紹介を実施しております。 ...

  • 株式会社 GloLing

  • (有)ブリッヂコーポレーション

    (有)ブリッヂコーポレーション

    顔の側面の頬骨に乗せて装着出来、メガネフレームのフロント部が鼻に当たらず浮いているので、鼻まわりの化粧が取れず、パッドが無い為、顔立ちスッキリ、とても清潔です。今までに...

  • 株式会社デフィ

    株式会社デフィ

    ◆商品の代理販売事業 当社ではスーパーヨットほか自家用船舶、プライベートジェットほか自家用航空機、高級外車、高級絵画、高級宝飾品の代理販売事業を行っています。各種税金対...

  • 日揮株式会社

    日揮株式会社

新聞社が教える SPECIAL CONTENTS
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

キーワードからプレスリリースを検索する