セミナー・交流会レポート

第2回【アジアイノベーションフォーラム】報告

第2回目の分科会には、海外進出企業として、フィリピンで成功を収めている、オフィスバスターズ(以下、OB)の川野氏、若林氏にお越しいただき、スピーチをしていただきました。

オフィスバスターズは、「オフィスの掃除人」という意味合いで、買い取りリユースチェーン、日本国内24拠点で全国展開しています。国内で買い取りをし、再生、販売というプロセスで事業展開し、海外へも同様なプロセスで輸出しています。このビジネスモデルを確立したのがOBの強みと言えます。
OB設立の経緯は創業者の天野社長が商社に10年勤めた後、中古品のリユースニーズをキャッチし、創業しました。経営理念は、「チェレンジャー、もったいない、を徹底的にサポートする」です。今ではベンチャーキャピタル、上場会社が株主になっています。

年間取扱い商品数は50万点以上にも達し、OA機器から法人の資産までリユースしていますが、最近では工場設備の買い取りも増えているようです。日本企業が最近は海外の国からよくNATO(Not Action Talk Only)と言われていますが、「もったいない文化」を啓蒙し、コスト削減としての事業を展開し、フィリピンの顧客へ貢献している点が素晴らしいです。

OBのもう一つの強みとして、4Cシステムを確立しました。4Cシステムは、Cost:コスト削減、CO2:二酸化炭素削減、Conservation of Electricity:節電効果、Complication:コンプライアンスの徹底、です。

海外最初の進出国として、フィリピンを進出先に選んだ理由は、英語圏であるということ、人件費が安いとのことです。フィリピンは、コールセンターなどアウトソーシング事業が盛んで、人口ボーナス上、若者が多い点が有望です。大卒の初任給は2万円くらいです。

フィリピンに進出してから6年目で、10店舗まで増えました。1店舗の広さは平均200坪で、5人くらいで店舗運営をしています。

海外進出の決め手を尋ねた所、1つ目はパートナー選びとのことです。フィリピンの財閥とパートナー関係にあり、アウトソーシング向け事業を協業しています。2つ目はパートナーとの相性、3つ目はその国での市場創造です。フィリピンは島国で、モノが潜在的に足りません。OBは市場を創造し、喚起し、需要を作り上げてきました。

一方、社会貢献事業として、フィリピンで、小学校に読み聞かせ教室を設立するプロジェクトを進行しています。進出国で成功したら、利益を現地国へ還元する点は見習うべき点です。

次の進出候補国は、マレーシア、ミャンマーだそうです。今後のグローバルな展開が楽しみです。

質疑応答でたくさんの質問が出て、盛り上がりました。日本文化特有の「もったいない文化」を発信し、世界市場でさらに活躍してもらいたいです。次回も、海外進出で成功している企業を講師に呼びたいと思います。ありがとうございました。
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