M&Aの相手先探しからお願いするとした場合、どの程度の費用が一般的にかかりますか?
Answer
相手先探しからM&Aが成功した場合、一般的にレーマン方式と呼ばれる計算方法で成功報酬の金額が決められます。・5億円までは5%
・5億円超、10億円までは4%
・10億円超、50億円までは3%
・50億円超、100億円までは2%
・100億円超は1%
というように料率が定められ、その計算結果に応じた成功報酬金額が請求されることが一般的です。
しかしこの料率をかける金額は譲渡される対象会社株式の譲渡金額とされることが一般的ではあるものの、譲渡対象会社の総資産と定められているケース等もありますので注意が必要です(どちらによるかにより計算結果が大きく違います)。
また上記料率での計算とは別に各社成功報酬の最低金額を定めていることが一般的です。最低金額は大手では2千万円とも言われていますが、低い会社では2~3百万円のところもあるようです。さらに各社ごとにM&Aのための活動を開始するにあたって着手金を請求するところや、月ごとの活動報酬を請求するところもありますので、慎重に比較検討されることをお勧めいたします。
プロフィール
株式会社M&Aコンサルティング
代表取締役/公認会計士 髙野 健二
BIG4メンバーファーム(現・新日本有限責任監査法人)で上場企業グループ等の会計監査、株式公開準備、買収監査(デューデリジェンス)、株価評価等のプロジェクトに参画。
その後、東証一部上場の専門商社やJASDAQ上場流通企業などのM&A担当・役員・顧問として、企業戦略立案・遂行の最前線で活躍した経験を持つ。
【主な役職】
ゲンダイエージェンシー株式会社(JASDAQ上場) 監査役(現任)、日本公認会計士協会東京会経営委員会委員長(2009年度、同委員会副委員長(2010年度)および同会M&A業務支援プロジェクトチーム構成員長、株式会社ノジマ執行役経営戦略グループ長(2007.6~2008.6)、東京都事業引継ぎ支援センター登録民間支援機関(現任)
Webサイト:株式会社M&Aコンサルティング