株式会社ティル

株式会社ティル 取締役 中村亜弓氏

公開日:2016年4月15日

金融業界を中心に幅広いデザインを手掛ける

デザイン会社の中でも金融業界をメインにしているのが特徴ですが、具体的な事業内容は。
 ロゴマークから名刺、ポスター、新聞・雑誌広告などの紙媒体、また、デジタルサイネージなどのデザイン全般が事業内容で、印刷・納品まで手がけています。印刷以外は、すべて社内で行っています。データを作成して指定先に納入する場合と印刷納品まですべて請け負うパターンもあります。イラストも社員が社内で描きます。現社長が、証券会社、食品会社をクライアントにしていたデザイン会社に在籍してことで、現在は金融業界を主体に、顧客は日本証券業協会や金融庁などに広がっています。一般的にデザイン会社には校正者はいませんが、当社は業界用語に精通した校正者がいるので金融商品取引法(金商法)の変更に伴う更新需要などにもしっかり対応しています。
デザイン会社は数多くあります。競合他社との違いは。
 事業は基本的に、代理店を通さずにクライアントとの直接取引です。当社は営業を置いて、いないので、デザイナーが直接クライアント先に出向いて打ち合わせをし、その場でイメージの刷合わせができるので、代理店や製作会社を通すよりも顧客との認識のズレが少なくタイムロスもありません。デザイン会社の中でも、営業がいない形で事業している会社は業界内でも珍しいと言われます。社員は現在、14人ですが、人数的にはデザイン会社として中堅です。デザイン会社は3-4人規模が多いのですが、あまり少ないとデザイン案が似通ってしまうことがありますので、ある程度の人数がいれば多くの案が出るということも強みの一つかもしれません。社員は基本的に美術系大学や専門学校の新卒です。
金融業界以外での仕事はどのようなものですか。
 例えば、プロ野球選手のカレンダー制作や飲食業界などのデザインです。一度、仕事させてもらうと取引関係は長く続きます。またホームページ制作も多くあります。ホームページは安く制作する会社はたくさんありますが、月々、ランニングコストとして料金がかかるので、それを見直したいという会社からの相談や発注もあります。また、パソコンよりも携帯でのアクセスが多くなっている現在、スマホ対応のご相談も多いです。
創業35周年を迎え、今後、会社の目指す方向性はどういうものですか。
 金融業界は引き続きメインで展開していきます。金融業界でも投資信託会社も各金融グループによってさまざまありますし、さらに広げていきたいです。金融以外では、最近、ゲームのデザインや飲食店の店内デザインなども手掛けているので、もっとさまざまな業種に拡大していきたいです。また、4月から「みんなのロゴマーク(minna-no-logomark.com)」プロジェクトを立ち上げます。個人のマークをデザインする新しい事業です。

インタビュー:小森茂

中村亜弓氏(なかむら・あゆみ) 東海大理学部卒、1992年松下通信工業(現パナソニック)入社。
テレビ局向け機材、映像系のソフト開発に携わる。結婚を機にティル入社。
版下のデジタル化を担当し、ウェブ事業を立ち上げる。
平成24年から副社長。 小学生と高校生になる2児の母。信条は「継続は力なり」。46歳。東京都出身。

企業概要

名称 株式会社ティル
住所 〒170-0005
東京都 豊島区南大塚3-1-12 生方ビル5F
設立 1983年3月1日
資本金 1000万円
従業員数 14人
URL

http://www.design-till.co.jp

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