エスエイティーティー株式会社

エスエイティーティー株式会社 統括 星野忠明氏

公開日:2016年3月16日

eラーニングでコンシューマー市場を強化

現在、eラーニングをメインにさまざま事業を手掛けていますね
 当社の事業を大きく別けると、内販と外販のふたつの事業があります。内販事業では、駿台グループの「駿台予備学校」で実施しているセンター試験速報、模試のウェブ返却業務や、グループすべてのウェブサイトの構築運営支援など、IT(情報通信)を用いたデータ処理サービスを中心に活動しています。 外販事業では、外部の企業や学校向けのeラーニングや教材制作、ウェブシステムの開発や運用サービスの提供をおこなっています。特に外販事業の要であるえeラーニングに関しては、20年近く前からIT学習の基盤となる学習管理システム(LMS)や教材制作ツールなどの製品販売からクラウドサービスの提供、さらにお客様の要望に柔軟にカスタマイズ対応する受託開発業務までおこなっています。
世の中には、さまざまな形でeラーニングのサービスが存在していますが、他社との違いや強みは
 当社は駿台グループの一員として、設立当初からITを用いた教育サービスを展開しており、デジタル教材の開発からシステムの構築まですべて自社内でおこなってきました。これらの長年の運用実績と経験から、eラーニング導入のためのコンサルティングやシステム開発、運用サポート、運用後の効果測定など、すべての業務を一貫してお客様に提供できるところが他社にはない強みになっています。
具体的に駿台予備学校の中にどのようにITの教育を導入してきたのですか
 当初駿台予備学校では、全ての生徒が、講義の進行を理解して学習を進められることを目的として、CBT(Computer Based Testing)による自学実習の環境を用意しようと考えました。しかし当時の日本ではCBTがまだ普及しておらず、先行していた海外の技術を取り込み、品質の高い学習コンテンツを整備し、生徒の学習状況を把握できるクライアント・サーバー型のシステムを開発しました。そこから発展したものが、今のeラーニング事業に繋がっています。
 また日本にeラーニングが普及し始めた頃はシステム自体が高価で、学習教材の制作にも時間と費用がかかり、大手企業以外にはなかなか導入が進まない状況でした。そこで当社は、システムにかかる費用を少しでも軽減し、教材にかけてほしいという想いから、自社開発した学習管理システムをオープンソースライセンスの形式で提供し、日本国内にeラーニングが普及することに努めてきました。それから更に時を経て、現在はクラウドサービスやスマートフォン・タブレットへの対応など、時代のニーズに合った製品・サービスを展開しています。
今後の展開は
 今後、教育分野でのIT活用はますます拡大していくと予想されます。特にIT機器の普及は学校だけでなく、一般の家庭にも浸透している事から、さまざまなジャンルにおいて個人の学習手段としてITすなわちeラーニングが用いられるようになると見据えており、当社も教育ビジネスに必要なITサービスを段階的に提供していく予定です。
 昨年には学校の校務支援システムを開発している企業を傘下に入れ、eラーニングと連携したシステムの開発を進めています。
 また、ミャンマーからの留学支援やオフショア開発も手掛けており、3年前にミャンマー支社を設立することで製品開発のスピードを上げ、さらに多彩な要求にこたえられるようサービスを充実させています。

インタビュー:小森茂

星野忠明氏
日本のeラーニング黎明期から、教材開発やシステム構築・運用に従事。企業・大学などeラーニング導入・運用100社以上関わる。
日本eラーニングコンソシアム標準化推進委員会の各種ワーキンググループ参加メンバー。
SCORM技術者資格を所有し、翻訳や各種イベントでの講演を行う。
eラーニングに携わる以前は、メーカー系のシステム開発やネットワーク・サーバー構築に従事。eラーニング教材の先駆けでもあるマルチメディア教材を多数開発し、eラーニングの導入ソリューションなど「お客さまの視点」に立ったサービスを推進している。

企業概要

名称 エスエイティーティー株式会社
住所 〒101-0061
東京都 千代田区三崎町1-3-12 水道橋ビル8F
設立 1986年3月11日
資本金 8000万円
従業員数 83人
URL

http://satt.jp

エスエイティーティー株式会社