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仮想現実(VR)ヘッドギア:首位争いや淘汰が起きる

投稿日:2016年9月15日

仮想現実(VR)ヘッドギア:首位争いや淘汰が起きる

2016年9月15日


【ニュースリリース】
仮想現実(VR)ヘッドギア:Oculus Rift、Samsung Gear VRのツートップ時代から首位争いや淘汰が起きる


 先端技術の技術評価と市場分析を専門とする米調査会社ラックスリサーチ(本社:ボストン、www.luxresearchinc.com)のエレクトロニック・ユーザーインターフェイス担当チームは、仮想現実(VR)ヘッドギア市場の最新動向について調査を実施し、調査レポート『バーチャルリアリティー市場がヒートアップ:Oculus RiftとサムスンのVRのツートップ時代の終焉が近い理由』にまとめました。

 過去数年間でソニー、グーグル、サムスンなどの大手メーカーが商品提供を開始し、VRヘッドギア市場が急速に活発化しており、また同分野にはベンチャーキャピタルより多額の投資も行われています。ただし、同分野の評価について現時点でも意見が分かれており、「ハイプ(過大評価)」とする声も見受けられ、今後の市場動向に注目が集まっています。

 そのため、ラックスリサーチのエレクトロニック・ユーザーインタフェイス担当チームは、VRヘッドギア市場における技術開発やサービス開発の最新動向を調査し、今後どのようなプレイヤーが同市場にて存在感を高めるかについて評価しました。

 ラックスリサーチによるアプリケーションデベロッパーやユーザー調査では「利便性」と「ディスプレイの質」が最も重要であるということが分かったことから、本調査では、仮想現実(VR)用ヘッドギア87商品を対象に、「利便性」と「ディスプレイの質」の2点から評価しました。

 なお、ユースケースは40以上が挙げられることから、「2D画像・ビデオ」「リアルタイム3D画像・ビデオ」「バーチャルエクスプロレーション」「フルイマージョン」の4カテゴリーに分類されております。また、商用化時期についても「既に販売開始をしている商品」、「2016年出荷予定の商品」、「出荷時期未定」の商品を調査対象に含めています。

以下が本調査の主なポイントです。

• ビルトインディスプレイ型のVRデバイス22商品のうち、現時点ではOculus Riftがトップ評価、ただしSulon QやStarbreeze Studios のStar VRなどが将来的には存在感を高め、今後首位の座を脅かすことが予想されます。

• スマートフォンベースのVRデバイス65商品のうち、Samsung Gearが現在も最も注目を浴びているものの、利便性ではPinch VR、ディスプレイの質ではFreefly VRが高評価となっています。

• Oculusは現在もフルイマージョン利用向けVRヘッドギアではトップ。Oculus VRはフルイマージョン利用向けとしてはトップ評価で、次いでHTC Viveが高評価となりました。一方、Ant VRが価格面ではベストです。ただしこれら機器はケーブル接続であるため、移動性が限られ導入も限定的となるでしょう。そのため、将来的には視界がより広域であるSulon QやStarVRなどとの厳しい競争となるでしょう。

• Freefly VRはゲーム用に最適。ゲームでの利用やスポーツのトレーニング、リテール利用などの用途では、低価格で提供されているFreefly VRが最適な商品です。80ドル程度で120度の視界のヘッドギアが利用でき、アンドロイド端末では外部コントローラーが利用できます。

• サムスンギアVRはデモ用に最適。デモンストレーションや展示会での利用の場合はサムスンギアVRが最もバランスの取れたオプションと言えます。ただし99ドルで提供されるこのデバイスは、エルゴノミクスで多くの改良を行ったグーグルのDaydreamやその他ワイヤレス機器が脅威となり競争が高まることが予想されます。


図:仮想現実(VR)ヘッドセットを利便性とディスプレイの質の切り口でマッピング



本調査を担当したラックスリサーチのアナリスト、トニー・スンのコメント
『この分野のプレイヤー間で首位争いや淘汰が起きるでしょう。グーグルのDaydreamなどスマートフォンを活用した次世代VRヘッドギアはエルゴノミックデザインとなっており、また拡張現実(AR)を取り入れるなど新しいイノベーションも見られるでしょう。』

本調査レポートはラックスリサーチのエレクトロニック・ユーザーインターフェイスインテリジェンスサービスにて提供しております。

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ラックスリサーチについて

ラックスリサーチは先端技術分野に特化したアドバイザリーサービスを提供する調査・コンサルティング会社(本社:米国ボストン)です。IoT、化学品・材料、ヘルスケア、エネルギー、農業、食品など多くの先端技術を調査対象とし、グローバルな視点での技術評価、アプリケーション別の事業性、政策・規制、ビジネスモデルを調査・分析しております。特に事業会社における成長戦略の一環である新分野・新事業参入やオープンイノベーション実現のご支援を行っております。詳細については、弊社ホームページ(www.luxresearchinc.com)をご覧ください。


【本ニュースリリースに関するお問い合わせ】

Lux Research, Inc.
戸口 久子 (hisako.toguchi@luxresearchinc.com)

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