ラックスリサーチ

スマートピルやスマートパッチの利用により米医療費2900億ドルを削減可能

投稿日:2016年8月26日

スマートピルやスマートパッチの利用により米医療費2900億ドルを削減可能

スマートピルやスマートパッチの利用により米医療費2900億ドルを削減可能

服薬モニタリングソリューションとしては、スマートドラッグシステムが最高評価、ただし患者はスマートパッケージングによる服薬管理、製薬会社は患者モニタリングを支持
(ラックスリサーチ調べ)

2016年8月2日 – 先端技術の技術評価と市場分析を専門とする米調査会社ラックスリサーチ(本社:ボストン、www.luxresearchinc.com)のデジタルヘルス・ウェルネス担当チームは医療費を抑えながら服薬コンプライアンスを高めるために利用可能な技術について調査を行いました。

医療費が各国財政を逼迫する中、処方された薬の飲み忘れなどから巨額な医療費が無駄になっていることが問題になっています。そのような中、スマートパッケージング、アプリ、遠隔医療、最先端の薬物伝達技術などを用いることで、処方された薬を患者が適切に服用し、医療費の無駄を削減することにつなげていくことが期待されています。

ラックスリサーチでは、服薬モニタリング技術・ソリューションを、正確さ、アクショナビリティ、不正利用予防などの13項目により評価を行いました。その結果、患者、医師、製薬メーカー、医療保険会社の全ステークホルダーにとって、スマートドラッグシステムが最も高い評価(5点満点中ユーザビリティは4.3、市場へのインパクトは3.3)であるという結果になりました。

ラックスリサーチのアナリスト、ミロシュ・トドロビッチは、『高齢者の地域居住(エイジング・イン・プレイス)から臨床治験まで:医療費を削減し服薬コンプライアンスを高めるには(“From Aging in Place to Clinical Trials: Lowering Health Care Costs with Medication Adherence “)』と題したレポートにて、次のように指摘しています。

『高齢化が進み、慢性疾患が増加していることから、利用しやすいインターフェイスと効果的な技術を組み合わせることが服薬コンプライアンスを高めるためには重要です。患者が医師の指示通り薬を服用するだけで、病気の進行を遅らせ、入院や緊急医療サービス利用費を削減でき、また臨床治験費用も少なく済むことから、米国市場のみでも2900億ドルが削減できると言われています。

また、日常的に利用するものへとシームレスに導入していくことができれば、服薬コンプライアンスを高める技術の利用を増加することができ、常時モニタリングされることに対する抵抗感を払拭することができます。』

<図:患者の服薬コンプライアンスのモニタリングに置いて、スマートデリバリーシステムは薬物伝送における高い正確性に加え、患者の生活の一部として組み込まれることから、効果の高いソリューション>

ラックスリサーチでは13項目より服薬コンプライアンスを高める技術を評価し、ユーザビリティと市場へのインパクトにより分類しました。以下が調査結果の一部です。

• 臨床治験コストを半額までに削減できる可能性あり。臨床治験を実施する際、参加者による飲み忘れなどを想定すると、実際に必要な人数の3倍の参加者が必要となります。そのため治験費用がかさみ、商用化の遅れにもつながります。服薬コンプライアンス技術の導入により、通常1億ドルかかると言われている臨床治験費用を現在の半分まで削減することができると予想されています。

• スマートパッケージングが市場へのインパクトの面ではトップ。患者の間では、遠隔医療、アプリ、スマートデリバリーシステムよりもスマートパッケージングソリューションが好まれます。スマートパッケージングソリューションとしては、薬のボトルで薬の量を測るものや服薬回数を記録するものなどがありますが、インパクトの面でもトップで、広く導入するにしても最適だと言えるでしょう。

• 製薬会社は患者モニタリングに期待を寄せる。製薬会社は患者のモニタリングソリューションを好みます。服薬コンプライアンスだけでなく、製薬会社にとって重要な薬の効果を測ることができることが主な理由です。

前出のレポート、『高齢者の地域居住(エイジング・イン・プレイス)から臨床治験まで:医療費を削減し服薬コンプライアンスを高めるには(“From Aging in Place to Clinical Trials: Lowering Health Care Costs with Medication Adherence“)』は『デジタルヘルス・ウェルネス(Digital Health & Wellness)』インテリジェンスサービスにて提供しております。

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ラックスリサーチは先端技術分野に特化したアドバイザリーサービスを提供する調査・コンサルティング会社(本社:米国ボストン)です。IoT、化学品・材料、ヘルスケア、エネルギー、農業、食品など多くの先端技術を調査対象とし、グローバルな視点での技術評価、アプリケーション別の事業性、政策・規制、ビジネスモデルを調査・分析しております。特に事業会社における成長戦略の一環である新分野・新事業参入やオープンイノベーション実現のご支援を行っております。詳細については、弊社ホームページ(www.luxresearchinc.com)をご覧ください。


【本プレスリリースに関するお問い合わせ】

Lux Research, Inc.
戸口 久子 (hisako.toguchi@luxresearchinc.com)

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