ワタベウェディングの「BABY婚」は子供と一緒に挙げる結婚式を提案する
ワタベウェディングは、自然に恵まれたリゾート地で結婚式を挙げるリゾートウエディング(リゾ婚)事業のてこ入れに乗り出した。家族の絆を強める結婚式の比重を高め、すでに子供がいるカップルが対象のプランや、両親のための演出を充実させた挙式プランを相次いで導入した。
婚前妊娠の増加に伴い、子供と一緒に結婚式を挙げる“子連れ婚”が増えている。同社によると、子供ができたため入籍直後には挙式を行えなかった夫婦による“けじめ婚”のニーズも高まっているという。こうしたカップル向けの需要を見込み、グアムと沖縄の同社直営の式場で、子供と楽しめる結婚式「BABY婚」の提供を開始した。
挙式では子供と一緒に入場してセレモニーを受けることができるほか、国内スタジオでの記念撮影もある。あわただしい挙式当日とは別の日に写真撮影の機会をつくることで、子供の世話に忙しいカップルでもゆっくり撮影に臨めるようにした。
プランには、挙式当日とスタジオで撮影された写真が入ったアルバム作成も含まれる。
また、家族への感謝の気持ちを伝えることを重点とする「感謝婚」も発売した。結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、海外挙式を選んだ理由の3割超が「親孝行をしたかったから」としており、その割合が増加傾向にある点を踏まえた。両親や家族への感謝の気持ちを表すため、新郎新婦の成長をたどる写真や家族への感謝の言葉を編集した「感謝状」を挙式後に手渡す演出が特徴だ。グアム、沖縄に加え、ハワイのチャペルが対象となる。
いずれのプランも、来年4月1日以降の挙式について申し込みを受け付けている。
「フジサンケイビジネスアイ」