情報システムに関するコンサルティングやソリューションサービスを提供するクレスコ(東京都港区)は人工知能(AI)を活用し、日常的に使用される言語や画像による自動会話を簡単に作成できるサービス「Minervae ViBOT(ミネルヴァ ヴィボット)」の提供を始めた。AIの活用ノウハウを提供する「ミネルヴァ」の新サービスとして、顧客サポート業務を実施する企業向けに販売する。IBMのAI「ワトソン」を活用した。
サービスを導入する企業のために、事前に必要なAI学習データや会話シナリオを作成する補助ツールを提供。AI導入について実績豊富な技術者が支援するオプションも用意した。
企業は、ヴィボットを自社のウェブサイトやSNSなどのアプリケーションに組み込むことで、顧客からの問い合わせに対して有人対応を減らせる。また問い合わせ内容によって手動で有人対応に切り替えられ、オペレーターは優先度の高い問い合わせに注力できる。一方、顧客は言葉での問い合わせが難しいとき画像を使えるので、よりスムーズで正確なやりとりが可能になる。販売価格は初期費用が100万円で、本番運用費用は50万円(ともに税別)から。
「フジサンケイビジネスアイ」