訪日外国人向けマーケティング支援を手掛けるオロ(東京都目黒区)は、訪日外国人に特化した会員制交流サイト(SNS)分析ツール「Talkscope(トークスコープ)」の提供を始めた。
トークスコープは、消費者ニーズや自社ブランド評価の分析、旅行者の行動把握など多くの用途に活用できる。統計データからは分からない訪日外国人の生の声から、マーケティングに役立つ具体的で有効なデータを入手する。
日本国内で投稿された70言語180カ国に対応。使用言語、居住国・地域、性別、指定のキーワード、投稿した場所、期間などを絞り込んで表示。データは1年6カ月前まで蓄積し、年間のトレンド推移や前年対比など時系列でも分析する。
分析結果は円グラフ、折れ線グラフ、表、画像付き投稿データ一覧などで可視化する。SNSの位置情報を利用して、地図上でエリアごとに投稿件数を表示、集計するとともに特定の地域を指定することで、より高精度な解析も可能になる。
同社の海外拠点ネットワークを生かし、現地スタッフによる分析も合わせた、コンサルティングサービスも提供する。
利用料は月額8万6400円。コンサルティングサービスについては別料金。今後は、訪日外国人向けに絞り込んだ広告メニューを提供するほか、外国で投稿されたSNSも対象に加えることで来日前と帰国後の口コミを分析し、より幅広いデータの収集、分析を可能にする。
「フジサンケイビジネスアイ」