東証マザーズ上場でオンライン旅行事業、訪日旅行事業などを展開するエボラブルアジアは、格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)と航空券の予約システムなどを連携した。連携により、航空券予約・手配が自動でできるようになり、利用者の利便性向上につながると期待している。連携は国内線のみだが、「今後はジェットスターとの連携を一段と深め、国際線などのシステムにも広げる」(エボラブルアジア)という。
成田国際空港のジェットスター・ジャパンのカウンターで搭乗手続きする乗客ら=千葉県成田市(ブルームバーグ)
従来からエボラブルアジアとジェットスター・ジャパンの両社は、認可代理店契約を結び、エボラブルアジアの国内航空券予約サイトでジェットスターの国内航空券を販売していた。今回の連携で航空券の空席状況や運賃の表示がリアルタイムで提供できるという。
今回、システム連携するのは、ジェットスターが国内線で提供する運賃タイプのうちスタンダード「Starter」のみとなる。
しかし、今後は「Starter Plus(ちゃっかりPlus)」「Starter Max(しっかりMax)」といった運賃タイプや国際線にも広げる計画だ。「訪日旅行事業で国際線からの乗り継ぎ需要を取り込み、民泊利用者への交通手段として展開したい」(同社)と意欲を燃やしている。
「フジサンケイビジネスアイ」