ITベンチャーのカラフル・ボード(東京都渋谷区)は26日、開発した人工知能技術「SENSY(センシー)」を女性向け衣料品開発のイケガミ(大阪市北区)に提供したと発表した。イケガミは同日、通販サイト「IKGcrossing(アイケージークロッシング)」にこの技術を取り入れたサービスを始めた。SENSYが服飾ブランドの通販サイトに採用されたのはこれが初めて。
SENSYは消費者の服飾雑貨の好みを学習する人工知能ソフト。あらかじめタブレット端末やスマートフォンにソフトを取り込み、画面上に次々と表れる服飾雑貨の写真画像を指で差しながら好きか嫌いかを選択。その結果をもとに、おすすめの服飾雑貨を提案する。
イケガミはSENSYを通販サイトだけでなく、直営店舗での接客にも活用、来店客一人一人の好みに合わせた服飾雑貨の提案を図っていく。
SENSYはすでに店頭での接客に使われており、伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)では9月中旬から婦人服売り場で試験的に採用され、11月25日から紳士服売り場でも展開している。
「フジサンケイビジネスアイ」