株式会社トップゲート 代表取締役 加藤 昌樹氏
ソーシャルな形で革新的なものを作り出すサイクルを

取材日:2011年2月7日

トップゲートを立ち上げたきっかけは。
もともと私は前職でITアーキテクトとしてウェブ系のシステム開発などをやっていました。私自身、昔から独立心が強く、2006年に会社法が変わった時に自分のやりたいことを自由にできる環境を作りたいと思い独立しました。また、当時はITアーキテクトという職種は名前が出たばかりで世の中に認知されていませんでしたので、ITアーキテクトという職種をもっと世に広めたい、という思いもありました。ひとりで立ち上げたので最初のころは個人事業の延長のような形で、ITアーキテクトのコンサルタントとして活動していました。事業を拡大する中で人も増えていき、その中でグーグルを好きなエンジニアが多かったので、そこに注力してみようか、ということになり、グーグルアップエンジン、グーグルアップス、アドワーズ、ウェブサイトなど、グーグル関連のコンサルティングサービスを立ち上げました。
現在のメイン事業は。
いま弊社がメインでやっていることは、グーグルのクラウドとモバイル関連のシステム開発及びコンサルティング業務です。最近は特にアンドロイド関連が凄まじい勢いで伸びているのでそちらをメインで開発したり、コンサルティングしています。私個人としては一般社団法人Open Embedded Software Foundationというアンドロイドを普及させるための団体でビジネス・リレーションシップ・マネージャーとして、企業のビジネスマッチングなども担当しています。

TOP GATE

今後の展開についてはどのように考えているか。
これからの展開としてはいくつかあります。1つ目はモバイル、2つ目はクラウドです。モバイルでできなかったことがスマートフォンになり、革新的なことができるようになってきているので、アーキテクトというキーワードそのものを基点として、新しいものを作っていきたいです。モバイルとクラウド両方の技術力と開発力を備えた企業はそんなに多くないと思います。また同じように、ビジネス系とコンシューマー系両方の視点を持っている企業も多くないです。うちはその両方を持っているので、多方面の視点からモバイルとクラウドで新しいものを作りだしていくというのが今後10年のプランです。もともとは受託開発をやっていましたが、既に自社サービスの開発も開始しています。
3つ目は海外展開です。i-mode、いわゆるガラパゴス携帯といわれてる時代では開発そのものが日本独自のもので閉ざされた世界だったのですが、アンドロイドはワールドワイドのものですし、グーグルのクラウドもアップスも世界のどこからでもアクセスできるのでオフショア開発や、海外のものを日本に持ってくる、逆に日本のものを海外に持っていく、といったようなこともしたいです。開発に関してはベトナム、マーケットとしては中国に興味を持っています。
4つ目ですが、これから世の中がソーシャル化していくという認識を持っています。時間は掛かると思いますが、ソーシャルな繋がりを持ったビジネス組織を立ち上げたいと思っています。例に挙げるとすれば、昨年うちでは3人採用したのですが、この採用に1円も使っていません。うちのエンジニアがソーシャルにコミュニティ活動をしているのでそこからの情報で新しいエンジニアが自然に集まってくる。既に転職活動もソーシャル化してきていると思います。このように、これから営業活動やプロジェクトをやるのもソーシャル化していくと思います。
目標としては、ITでより便利なものを作り出していきたいと思っています。ITを活用して、世の中の生活、考え方が変わるようなものを作り出していきたいです。さきほどソーシャルという言葉を出しましたが、ソーシャルゲームみたいなものを毎月使い捨てのように出していくのではなく、もっと大きな視点で、ソーシャルなメンバーを集め、革新的なものを繰り返し作り出す、というサイクルを回していきたいです。

略歴

加藤昌樹(株式会社トップゲート代表取締役)
2006年にITアーキテクト集団としての株式会社トップゲートを創業し、Google App Engine、Google Apps、AndroidなどのGoogleのクラウドやスマートデバイスでの開発に注力している。Google AppsやAndroidに関するセミナーを多数開催中。
Android普及団体であるOpen Embedded Software Foundationのビジネス・リレーションシップ・マネージャーとしてAndroidのビジネス利用の促進に注力している。

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