クロスリテイリング株式会社 創業者 山口孝志氏

公開日:2020年1月7日

個人投資家を育成、世界一への挑戦

――目標は、日本の経済的自由人の数を『世界ナンバーワン』にすること
「個人投資家の育成を主な事業としており、まずは日本で経済的自由人の数を『世界ナンバーワン』にすることを目標に励んでいる。FX(外国為替証拠金取引)トレーダー時代に、世界情勢や政策金融などを学ぶことが多かった。ただ証券会社の投資家育成といえばチャートシステムの提供のみで、トレード(金融取引)のスキルを習得させて投資に目を向けさせるということを行っていない。日本はモノづくりの国だが、金融に目を向けていない。さらに、そのモノづくりも限界に来ている。その中で、これからの日本に求められるのは、自分自身で理想の資産を築き上げること。そして、その資産をもとに、世の中の経済の循環を一人ひとりが促す必要がある。そのためには、個人が投資のリテラシーをもっと高めなければならない。そういった人たちをひとりでも多く育成するために、投資を理解できる場をつくりたい」
欧米並みの投資教育の普及を目指す
――日本の投資レベルを上げるための教育が必要
「日本は投資レベルが低いため、質の高い投資教育が必要。具体的には、欧米並みの教育の普及を目指す。日本人全員が長期的な利益を上げ、個人投資家として成功してほしいので、FXをメインにさまざまな投資教育のノウハウを提供している。今では個人がパソコンやスマートフォンからトレードを行える環境が用意されているので、誰でも簡単に投資を学び、そして投資家になれるチャンスがある。この環境を活用して、投資教育の普及を目指す。」
わずか2年間で15万人の新規会員
――世の中に、投資の必要性を気付かせることができた
「顧客は初心者から専業トレーダーまで幅広い。顧客は無料コンテンツ利用者も含めて約30万人。スキャルピングトレードやデイトレード、スイングトレードなどそれぞれのニーズに応えるため、コンテンツの数は100以上をそろえている。会員数は年々右肩上がりで増えており、2年前より2倍に増えた。ユーザーの最新ニーズに合わせた広告展開に力をいれたことで、投資に興味をもつ従来顧客に加え、まだ投資の重要性に気づいていない人にその魅力を伝えることができた結果だ。少子高齢化の日本はもはや先進国ではなく、むしろ後進国になりつつある。その中で頭一つでも抜きん出ることが必要だ。年金問題など、日本の未来を考えると個人が生きにくい時代になるので、投資教育の重要性を広告を通して伝えることができた。副業時代の今、トレーダーも選択肢の一つ。投資を学ぶきっかけになる。」
ウェブマーケティングと金融の融合
――創業から10年、国内初の「ウェブ」と「金融」をミックスした教育事業
「より多くのユーザーに投資教育を普及させるため、ウェブマーケティングを積極的に取り入れた。当時はウェブと金融の融合は前例がなく、初の試みであったが、時代の流れにうまく乗ることができた。今も昔もウェブと金融をミックスして成功した会社はそう多くはないが、今後も、この唯一無二のビジネスモデルを軸に、業界の変化に柔軟に対応しながら企業の発展を目指す。」
個人投資家の成長が日本経済の成長を促す
――教育の先にある「投資家」としての成功報告
「これだけ多くの会員がいれば、毎月のように感想をいただく。『今日はトレードで勝てました』という小さな成功から『トレーダーとして利益を出して会社を辞めてボランティアを始めた』『トレーダーを始めて1年で10万円の資金が1億円に増えたので起業。雇用を生み社会貢献の人生を始めた』。という、人生の大きな目標を達成したものまで。ある主婦は『子供が留学してお金がかかる。トレーダーになってささやかだが月50万円の利益を生むようになった』という連絡をくれた。この女性は実直に学び、たった2ヶ月でプラスの投資成果を作っていた。もちろん投資というものは、全ての人が平等に勝てるものではないが、トレードを楽しみながら、夢を叶える個人投資家たちが次第に増えているのを実感できている。」
――夢を叶えた個人投資家が新たな経済の還流を促す存在に
「われわれが直接投資をするより、それぞれの個人投資家たちが投資をする「流れ」、そして「環流」を促していきたい。投資スキルを磨いて自分と自分の周囲が幸せになり、それが地域に広がり、投資したいと思うベンチャーに投資する。このように投資で得た資金を循環させることで投資家が資本家にステージアップできる。そのリターンでまた投資をして環流につなげる。1つの企業では投資できる部分に限界があっても、日本の個人投資家たちが投資をすることで、レバレッジは何倍にもなり、日本経済の成長を加速させる存在になるだろう。」
社員の発想力を生み出す環境
――アイデアは「生」の交流から
「オフィス内には、実際の飲食店にも劣らない大規模なカフェスペースがある。打ち合わせの場であり、憩いの場として社員は使っている。コーヒーブレイクだけでなく、バーカウンターでは就業後にお酒を飲んだり、卓球台やUFOキャッチャーでリフレッシュしたり自由に使うことができる。デスクにずっと座って仕事をしても、いいアイデアが浮かぶわけではない。むしろ仕事から離れてリラックスした状態の方が、素晴らしい発想が生まれやすいと科学的に証明されている。当社では、席を離れて立ち話をしている社員や、バーカウンターやカフェスペースに立ち寄って違う部署の社員同士が集まってよく話をしている。そのような「生」の交流の中から、柔軟で横断的な発想が生まれてくることが多い。我々経営陣はむやみに社員を縛るのではなく、自由でイノベーティブな発想を生み出せる環境をこれからも積極的に作っていきたい。」
働き方改革の影響を、追い風に
 ――若い人材を生かす働き方がカギを握る
「これまで「仕事がしたい」と希望に燃える社員には好きなだけ仕事に打ち込んでもらい、プライベートも充実させたいという社員には決して時間外労働を強要することはなかった。しかし、働き方改革の影響は避けては通れない。残業時間の規制により、仕事の仕方も個人の意思を尊重することが難しくなってきた。そんな時代の変化に対応するため、社員に求めることは全員で協力して労働収益性を高めること。その中でも、比較的若いスタッフが大いに活躍してくれている。時代の流れについていくためには、その時代にあった若い社員の考えを積極的に取り入れる必要がある。年齢や経験の固定概念を取っ払い、誰もが自分の考えを発言できる環境を作れたのは、ある意味働き方改革のおかげなのかもしれない。創業から10年、まだまだベンチャー企業のはしくれであり、やるべきことはたくさんある。社員一人ひとりの活躍を大いに期待している」
目指すは世界規模の企業グループ
 ――今後のビジョン
「引き続き投資教育の普及を軸に、より多くの顧客に満足してもらえるよう質の高いサービスの提供を続ける。またアジアを中心に投資教育が普及していない地域に、長年かけて培った投資ノウハウを届けようとしている最中だ。言葉や文化の壁など課題は山積しているが、一人でも多くの人に投資で稼ぐ能力を身につけてほしい。最終的には世界規模の企業グループになる。このビジョンを社員全員で共有し、足並みを揃えている。ゴールを達成するとハングリー精神を失う企業が多いが、我々はたとえ荒唐無稽と言われようとも、世界規模のビジョンを本気で追いかけている。遠くのゴールだからこそ、モチベーションを維持・向上できる。まずは投資の教育が遅れているアジアで実績を作り、世界中に展開したい。グループの法人数が10~20社に達し、売り上げが100億円を超えると、可能な施策も一気に加速する。我々の投資教育が日本を、そして世界の人々をより豊かにすると信じ、これからも挑戦を続けていく」

クロスリテイリング 創業者 山口孝志
■会社概要
△本社 〒130-0013 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 アルカセントラル12F
△設立 2009年7月23日
△資本金 1,000万円
△従業員数 100人(グループ法人全体122人)
△事業内容
1 .金融商品取引法(その後の改正・変更等を含む)に定める金融商品取引業
及び同法に規定するその他の業務
2. 投資教育コンテンツ販売事業
3. 投資教育事業
4. インターネット事業
5. 不動産の売買、賃貸、仲介、管理、保有、交換及び鑑定に関する業務

やまぐち たかし
FXトレーダーとして1年半で約1700人の会員資産を10倍にしたのちに、 日本に投資教育を普及するべく、 2009年7月クロスリテイリング株式会社を設立。
新潟県出身。1971年生まれ(48歳)

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