ユーグロナコンサルティング株式会社 代表取締役 徳島健治氏

公開日:2016年3月29日

専門知識と人間力で、業務効率化に貢献

事業内容はどのようなものですか
 会計、人事、購買、生産管理などの基幹業務を処理するERPパッケージソフト導入のコンサルティング業務を行っています。ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の経営資源を会社全体で統合して管理し、効率的に配分、活用しようとする経営手法のことをいいますが、ERPパッケージとはその実現を図る為のパッケージシステムです。かつて、基幹業務システムは各企業がそれぞれ独自のシステムを開発していましたが、今日ではドイツのSAP社に代表されるソフト会社が提供するパッケージソフトが主流となっています。例えば、一般企業における会計や人事給与といった馴染みあるものだけではなく、生産管理・販売・在庫管理システムなど、企業活動の多くの場面で導入されており、効率化や生産性の向上に貢献しています。弊社は「パッケージソリューションの専門家集団」として、パッケージ導入に当たっての様々な要求や問題に対応しています。
なぜコンサルティングが必要なのでしょうか
 パッケージソフトというと箱に入ったソフトをイメージするかもしれませんが、それは個人や小規模事業者向けのソフトのことです。それらは機能が固定されており、細かい設定変更はできません。一方、ERPパッケージは比較的大きな組織に導入されるもので、大企業への導入プロジェクトの場合、数年がかりで数百人もの人が関わるものもあります。その場合、弊社のような多くのSI企業やコンサルティング企業も多く関わり、業務やシステムごとに分担して導入業務を請け負うことになります。導入にあたっては、クライアントの要求とパッケージシステムの最適な業務運用を定義しながら業務改革とシステムのカスタマイズを検討します。しかし、決まったマニュアルはなく、パッケージの機能については巨大で複雑なシステムのため、システムと大規模企業の業務について両方の極めて高度な専門的知識が要求されるのです。「専門家集団」と称したのはそういう点にあります。
ERPコンサルタントに求められるものは
 ERPコンサルタントの仕事は、知識や経験、スキルは大前提で、それに加えて「人間力」が必要だと考えています。大規模プロジェクトでは多くの会社から様々な立場の人たちが集まり一緒に作業を行います。そうした人たちと分け隔てなく作業ができるオープンな姿勢が仕事を進める上で大切になってきます。また、新しいシステムを導入すると、従来のやり方に馴染んだクライアントから反発があったり、業務に混乱をきたしたりするケースがあるものです。相手の要求を飲むだけでなく、今までの業務はここが非効率なので、こうすれば効率的になるということを理解してもらうように説明を尽くし、相手の懐に入って信頼してもらうことが必要です。ただし、担当顧客の顔色だけ見ていると方向を誤ることもあります。業務全体、ひいては会社全体としてあるべき姿を念頭におくべきであって、目の前の担当者の笑顔だけを追っかけ、怒らせないよう、機嫌を損ねないように進め、全体を見失うことは往々にしてあるのです。そういう意味で、総合的な人間力が求められる仕事だといえるのです。
今後目指すものは
 社員一人ひとりの専門知識をさらに深めるとともに、取り扱う製品の範囲を広げ、様々な製品の情報が集まるような組織作りを目指します。一つのパッケージしか知らないと、極端な例を言えば、そのパッケージ仕様の常識がどの会社でも通じる常識であると思い込んでしまう人もいます。例えば、日本製のパッケージはエンドユーザーの方を向いて作られたものが多いのに対し、海外製品は合理性が重視されるためエンドユーザーへの視点が希薄です。製品ごとの特徴を知っておくことで、クライアントの要求や不満の背景が理解しやすくなります。知識と人間力、この二つが合わさることで、結果として弊社に相談すれば最適なパッケージを提案してもらえるという評価がついてくると考えています。今後は営業面も強化し新規顧客の開拓を進めるとともに、専門家集団としてより一層、多くの企業の業務効率化に貢献していく所存です。

1967年生まれ。 大阪府出身。
複数のSI企業その他において、システム導入を前提とした調査・分析、制度設計およびシステム基本構想・企画等コンサルティング業務、会計系システムのSEとして設計・開発に従事。
2003年に同社設立。
代表取締役に就任し、現在に至る。

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