インタビュー情報

東北大学スタートアップガレージの活動をご紹介

産学連携情報

東北大学    特任准教授横田洋一(客員)

東北大学スタートアップガレージの活動をご紹介
「2030年までに東北大学発ベンチャーを100社に!』というゴールを目指す東北大学スタートアップガレージ!(TUSG)始動から様々なイベントを行い日に日に熱い学生達が増えているとか。立ち上げから携わっていらっしゃる東北大学横田洋一特任准教授に、インタビューさせて頂きました。

――実は横田さんとは、以前、お仕事を一緒にしたことがあるのですが、その時は東北大学の准教授では無かったはずですが・・

そうなんです。起業家をしていたのですが、その後会社をM&Aしたことで、自分自身起業家を育てたいという思いが強くなったんです。ちょうどその時、以前からご縁のあった東北の㈱MAKOTOからお声掛けを頂いて、なんと仙台に来てしまいました(笑)。起業家の育成が出来て、更にイベントの企画や運営・WEB制作もできる凄いマルチな人を探されていて、私にラブコールされた感じですね。

――そこから、どう東北大学に?

はい、東北大学は、2030年までに東北大学発のベンチャー企業を100社作るという目標が掲げられていたのですが、なかなか進展していなかったんです。それまでは東北大学内でいろいろ試行されていたとのことですが結果が出ず、やはり民間の風を入れるべきということになり、東北に基盤を持つ弊社が選ばれたんです。昨年10月頃からですが、その頃、何か面白い事をやってみようということで、早速イベントを企画して開催しました。
東北大学出身の起業家や、エンジェル投資家でもある株式会社キープレーヤーズの高野秀敏社長、Retty㈱の奥田健太氏、そして㈱MAKOTO代表の竹井でスペシャルトークを繰り広げたのですが、予想を上回る来場者になり、まさしくスタートアップのイベントとしては大成功でした。その後企画は続き、今度は、部屋のDIYをすることに。

――え?DIYですか?

そう、大学からは最初起業家が生まれる空間として、単なる机と椅子だけの部屋をあてがわれたのですが、これでは、夢を実現させる場所にならない!と主張したことで、だったらガレージ風に皆で改装しようという事になりました。これが現在の「東北大学スタートアップガレージ(TUSG)」の始まりです。Do It Ourselfというコンセプトを持つ地元の施工業チームにも入って頂きましたが、作るのは私達です。MAKOTO社員や大学職員の方、更に学生達にも参加してもらいました。最初は恐る恐る工具を持っていましたが、5日間の突貫工事で、最後は達成感で満足いった笑顔になりました。

――こうしたプロの方と一緒に学生達が一つの事に取り組むというのも、また、夢の始まりというか何かのきっかけになりますね。スタートしてから現在、学生達は何か変わったのでしょうか

そうですね。そもそも東北大学には起業を研究する部活があったのですが、起業とは名ばかりで実際に起業し成功している学生はほぼいなかったんです。そこで、この東北大学スタートアップガレージが立ち上がったタイミングで、新生起業部VEXとなり、部員は全員起業を目指そうということになりました。それが重荷となり抜けていく学生もいましたけどね。
学生達に変化が現れたのは、ビジネスプランコンテストを行ったときからです。コンテストですから、他から見られるという緊張感がありますよね。学生達は自分だけのプランを必死に考えました。そして、完成したものをプロの大人達に評価してもらって、、そこからですね。「私達やる気になりました!」と。一皮剥けて目がキラキラし始めました。今は自分たちで主体的に動くようになり、様々なビジネスコンテストに自主的に参加するようにもなりました。現在は、部員数も増えて、今までは文系が主だったのですが、理系も入ってきて、「すげえ!」と思うような子も入ってきましたので(笑)、私達はそれをフォローしています。

――楽しみですね~!!

はい、楽しみですし、期待しています。まだ、小さな核ですがそれを拡大していきたいと。今の目標は九州大学の起業部150人を超えることです。

――お話を聴いているだけでこちらもワクワクしてくるのですが、産学の可能性、今後はどのようになると横田さん自身お考えですか

『はい、私個人としても起業したいです!(笑)そして、人類が熱くなるようなことを広げていく仕事をしたいです!それには、コアとして大学があります。大学が元気になれば、その地域全体が元気になり、経済活動が始まります。東北大学も、国立大学法人という法人な訳ですから今後は更に自立していかなくてはいけません。そのためにも、大学らしくない施策を沢山打ち出して、東北がイノベーションの拠点となるよう活動していく所存です』

――若い学生達の熱と大学の知・そして産業の力、理想的な産学連携だと感じました!今回は素晴らしいお話ありがとうございました

                                                      インタビュアー (社)産学連携推進協会 理事 岩田まこ都

横田 洋一
株式会社MAKOTO ディレクター   東北大学特任准教授(客員)
富士通にて金融系機器の開発プロジェクトマネージャ及び製品企画。日本ヒューレット・パッカードにて、ITコンサルタントとして数多くの大規模企業のシステム開発を担当。業績の飛躍的拡大に貢献、部門部長などを務めた。2011年よりEmotional Brains株式会社 設立(代表取締役 社長兼CEO)、クラウドファンディングと3Dプリント技術を活用したプラットフォーム「OKUYUKI」などを開発運営。ベンチャーキャピタルから資金調達を実施し、事業展開の後、2017年5月に国内事業会社に同社を売却した。その後2017年9月から株式会社MAKOTOにジョインし現在に至る。社会起業大学、及び企業研修の講師なども担当実績あり。グロービス経営大学院 経営学修士 (MBA)。

【お問い合わせ】

さらに詳しい内容は、一般社団法人産学連携推進協会へお問い合わせください。

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