「potto」をアピールするレピカの岩井陽介社長(左)=東京都港区
企業向け販売促進ソリューションサービスのレピカ(東京都港区)は、既存のポイントカードをスマホアプリに置き換える集客ソリューション「potto(ポット)」のサービスを開始した。
すでに企業が提供しているアプリにpottoを組み込むこともできる。ポイント付与、電子マネー機能、顧客へのクーポン配布のほか、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)と連動しての集客も図る。
また顧客が来店したときに、店内のセンサーで属性や消費行動などを把握できるので、きめ細かい接客が可能になる。
主なターゲットは、来店間隔が長くなりがちな、リゾート施設や美容院など。事業者と消費者とのつながりを提供することで、次の来店につなげる。
pottoが組み込まれたアプリを利用すると、複数のポイントカードを持ち歩くことなく、サービスを受けることができるので、顧客にとっては従来のポイントサービスより利便性が高い。一方、企業側はITを活用して集客につなげる「オムニチャネル」実現への手段として、販売促進を図ることができる。
第1弾として、複合温泉リゾート「アクアイグニス」の導入が決まっている。2014年末までに30社4000店舗への導入を目指す。初期費用は200万円からで、月額10万円からとなっている。
「フジサンケイビジネスアイ」