情報サービス業のアイ・モバイル(東京都新宿区)は、社員が個人的に使う携帯電話と固定電話を「ビジネス用」に変えられる企業向けサービス「お仕事コール」の販売を始めた。これにより会社は社員に支給する社用電話機を不要にでき、社員は1台の携帯を個人用と業務用に使い分けられる。販売初年度は顧客獲得数で100社、売上高で2億円の達成をめざす。
景気後退や円高の影響などの逆風が吹き荒れる中、コスト削減策の一環で社用電話を見直す動きが広がりつつある。今回の新サービスは、こうした動きを踏まえて商品化した。
サービス導入企業の社員は、個人の携帯電話や固定電話から電話をかける際に、「0120・29・4510」を相手先電話番号の頭につけると、自身の電話機がビジネス用に切り替わる。
その際に発生する料金は、1分26円の通話料のみ。通話料は月単位で、アイ・モバイルがサービス導入企業の管理部門に一括請求する。
さらに、個人の電話番号が着信記録として相手先に残ることを気にする社員に配慮し、「4510」とだけ着信側に表示されるようにした。
「フジサンケイビジネスアイ」