JVA2020経済産業大臣賞のトロフィーを手にするバリノスの桜庭喜行社長(右)=東京都港区
中小企業基盤整備機構は、優れた起業家を表彰する「ジャパンベンチャーアワーズ(JVA)2020」の受賞者を決定した。経済産業大臣賞にはゲノム検査ベンチャーのバリノス(東京都品川区)の桜庭喜行社長、科学技術政策担当大臣賞には宇宙ベンチャーのアストロスケールホールディングス(同墨田区)の岡田光信創業者兼最高経営責任者(CEO)に決まった。
バリノスはゲノム検査技術を活用し、世界で初めて子宮内フローラ検査を実用化させた。桜庭社長は東京都内の表彰式で「日本のゲノム医療を盛り上げたい」と喜びを語った。アストロスケールは故障した人工衛星などの宇宙ごみ(スペースデブリ)除去の事業化を目指している。岡田創業者兼CEOも「宇宙の環境整備に取り組む決意を新たにした」と述べた。
その他の受賞企業は以下の通り(カッコ内は本社所在地)。
【中小企業庁長官賞】東志保・リリーメドテック社長(東京都文京区)▽今林広樹・イーグリス社長(同渋谷区)
【中小機構理事長賞】古川卓司・ビードットメディカル社長(同江戸川区)▽藤原健真・ハカルスCEO(京都市中京区)
【JVA審査委員会特別賞】角田望・リーガルフォースCEO(同千代田区)▽今西良光・エモーションテック社長(同)
「フジサンケイビジネスアイ」