フリーランスと企業をつなぐマッチングサービスを手がけるエイチワークス(東京都品川区)が今年1月から運用を始めた「eichiiiworks(エイチワークス)」を利用するフリーランスが3000人、企業は500社に達した。想定を上回っており、初年度は1万人、2000社を目指す。人材の信頼度を可視化する仕組みが評価されたとみている。
同社が注目したのは、既存の人材紹介・派遣会社に頼らず自主的に仕事を得ている即戦力のフリーランス。合計38のフリーランスコミュニティーやコワーキングスペースと連携し、約3000人がサービスを利用している。ウェブ上で登録者が相互に推薦しあう機能を装備。技術力だけでなく信頼度まで可視化することで、企業は安心してオファーを出すことができるという。
企業は登録者が公開する専門分野、実績、希望する就業形態や報酬などを閲覧し、自社のプロジェクトに適した人材に直接アプローチできる。マッチング費用は1人当たり月額10万~40万円(税別)で、企業側が支払う。今年1月のサービス開始から既に約500社がサービスを活用している。
伏見匡矩代表取締役は「人脈経由や過去の取引先からのリピートなどで案件を受託しているフリーランスは、技術力とコミュニケーション能力を兼ね備えている。能力の高いフリーランスが希望する就業形態、適正な報酬で仕事を行える環境をつくりたい」と話している。
「フジサンケイビジネスアイ」