大京グループはCSR(企業の社会的責任)事業の一環として、大学や高校を対象とする「出前授業」を始めた。すでに同志社大や慶應義塾大で講義を行っており、今後も要請があれば積極的に対応する考えだ。
現場見学の様子
東京都立蔵前工業高校(墨田区)への出前授業は、同校の隣接地に地上14階建ての保育所付き賃貸マンションを施工していることから、会社や事業のことをより深く知ってもらうために実施した。
蔵前工業は、「就職組の多くが建設業関連に進む」(米川誠次・建築科主任教諭)という点を考慮。現場見学を通じ建築構造や施工といった教科学習の理解を深めるとともに、生徒の職業観を高め進路指導に生かすことを目的としている。
当日は建築科の35人の1年生が参加。大京は会社や事業の紹介、建物の計画について説明した。その後、実際の工事現場に向かい現場見学を行った。
生徒からは「現場で掘っている土はどうするのか」などの質問があった。
また、「これからいろいろと学んでいく際の参考になった」という意見が寄せられた。
「フジサンケイビジネスアイ」