海外絵本のレンタルサービスを提供するワールドライブラリー(東京都品川区)は、7月1日から企業向けの貸し出しサービスに乗り出す。企業の共有スペースなどへの導入を促し、「子供に絵本を読み聞かせたいが、時間がなくて書店に立ち寄れない」といった働く子育て世代の悩みを解決するなど、子育てを支援する。
新たに始めるサービスは、「ワールドライブラリー@オフィス」。日本国内の書店で販売していない海外の絵本を日本語に翻訳し、利用者のオフィスへ送り届ける。絵本の選択にあたっては、フランス大使館など各国の大使館に協力を仰ぎ、各国の出版社と直接契約しているという。
月額料金は、毎月10冊をレンタルできる「スタンダードプラン」、年に4回、各30冊を借りられる「ライブラリープラン」がともに1万円となっている。オリジナルのプラン設定にも応じるという。
同社は個人向けのほか、診療所や歯科医院、保育園などを想定したプランなどを展開しているが、企業からのニーズにも対応することにした。
「フジサンケイビジネスアイ」