薬樹薬局の店内。業務の効率化を図り、顧客サービスの向上につなげる＝東京都港区の「薬樹Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ」
首都圏を中心に保険薬局を展開する薬樹（神奈川県大和市）は、全１４７店舗のリニューアルを行った。これを機に「健康さんじゅうまる（健康な人、健康な社会、健康な地球）」をコンセプトとして名称を統一。「薬樹薬局」「訪問薬樹薬局」「健ナビ薬樹薬局」「スロースタイル薬樹薬局Ｌｉｋｏ」の４ブランドに分類した。
リニューアルに合わせて、調剤業務支援システムを全店に導入。薬歴管理や自動発注と同時に、薬剤師のバックヤード業務を大幅に軽減した。これにより調剤時間や待ち時間を短縮し、処方内容の詳しい説明や健康に関する相談などに注力し、顧客サービスの向上につなげていく。
薬局内には、気軽に利用できる測定ルームを設け、体成分測定や食事内容の分析、血圧測定ができる専用機器を用意している。地域イベントも積極的に展開。地元の子供たちを招いての「こども薬剤師体験」では、お菓子を使った調剤体験のワークショップを行うほか、地域のフィットネススタジオと連携して、健康相談会を開催する。
健ナビ、訪問、スロースタイルの各店舗には、管理栄養士が常勤。薬剤師と協力しながら顧客の普段の食事や運動の内容を踏まえて、ライフスタイルに応じた栄養改善のアドバイスを行っていく。
「フジサンケイビジネスアイ」
