ベンチャー・スタートアップのための広報PR

第1回

知られることから始まる!!ベンチャー・スタートアップ企業こそ広報を

大村 倫 2019年8月20日
 

はじめに

起業して間もないベンチャーやスタートアップ企業は、広報活動に力を入れる余裕がなく、つい広報PRを後回しにしてしまいがちです。


広報経験のある人材やコストなどのリソース不足から、「ある程度軌道に乗ってからでいいや」と思っている方も少なくありません。

でも声を大にして言いたいのが、ベンチャー・スタートアップ企業こそ広報活動に力を入れるべきです。


そもそも広報PRとは

PRとは“Public Relations ”の略で、直訳すると「社会との関係」です。つまりPRには「社会と信頼関係を築いていく」という意味があります。

では、信頼関係を築くためにはどうしたらいいでしょうか?


友人を想像してみてください。まず、相手のことを知らないと信頼なんてできませんよね。相手の人柄はもちろん、どういう人生を過ごしてきたのか、趣味嗜好など、様々な面を見て、相手のことをよく知ってから初めて信頼できるはずです。

友人と信頼を築くのと同じように、企業と社会が信頼を築くには、まずは自社についてよく知ってもらう必要があります。知られていない状態だと何も始まりません。知ってもらうことで初めて自社のサービス、商品、そして自社自体を好きになってもらうことができ、その後の業績にも繋がっていくのです。

自社を知ってもらうためにも、その後自社のファンになってもらうためにも、広報PRは大事な活動です。


コストを抑えたいなら、なおさら広報PRをすべき

自社を知ってもらうためなら「広告を打てばいいじゃん」と思っている方、PRと広告は主に2つの違いがあります。


1.受け手の信頼度
2.掲載料の有無


まず、情報の発信者について考えてみましょう。
広告を出す場合、情報を発信したいのは「あなた」ですよね。自社が自社について宣伝します。


でもPRは、第三者のメディアがあなたの代わりにあなたの会社の情報を発信します。メディアは常に視聴者=社会が喜ぶネタを探しています。そのため、あなたの会社のサービスや商品などを良いと思ってくれたら取り上げてくれるのです。


AさんがAさん自身の良いところを言っているよりも、第三者がAさんのことを良く言っているほうが信用できませんか?


同じ内容でも、第三者を介することで受け手の信頼度がグッと上がります。


次に、掲載料についてですが、広告は莫大な費用がかかります。
媒体や掲載スペースによっても値段は大きく変わりますが、新聞の1ページの記事下の小さなスペースでも何十万掛かることがあります。

掲載料を支払う代わりに確実に情報は発信されますが、その分コストが掛かります。定期的に情報を発信したいとなると、よっぽど資金のある企業でないと難しいと思います。

一方で、PRは掲載料が一切かかりません。というのも、メディアが「載せたい」と感じたら記事にしてくれて、こちらの負担は一切ありません。

コストも抑えたいベンチャー・スタートアップなら、なおのこと広報PRは欠かせない活動です。


広告と広報PRをうまく使い分けよう

誤解しないでいただきたいのですが、広告はコストが掛かる上に受け手の信用も得られないと言っているのではありません。

PRは確かにお金をかけずに情報を発信できるチャンスですが、そのチャンスを掴むのが難しいのです。掲載されないことも多々あります。掲載されたらラッキーです。

広告は掲載料を支払えば、確実に情報を発信できるというメリットがあるので、広告と広報PRをうまく使い分けながら情報発信できると、きっとあなたの会社のファンが増えるはずです。


次回からは、広報PRの始め方について具体的にお話ししていきたいと思います。

 
 

プロフィール

パートナーオブスターズ株式会社
広報・PR 大村 倫


1991年、埼玉県生まれ。昭和女子大学人間文化学部英語コミュニケーション学科を卒業後、ベンチャーサポート事業を行っているパートナーオブスターズ株式会社で広報を担当。
ベンチャー企業の魅力を学生に伝えるため、学生向けオウンドメディア「ビズキャンプラス」のライター兼編集を務める。
ベンチャー・スタートアップのための広報PRについて、自分自身、新米広報として学びながら情報発信をし、ベンチャーサポートに邁進。


Webサイト:パートナーオブスターズ株式会社

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