6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

第2回

未経験者の起業家が成功するために必要なのは、やりたいことで起業すること

坂本 憲彦 2018年7月31日
 
「起業したい」と思う人の中で、多くの方が不安に思うことがあります。それは、「起業したい気持ちはあるけど、どんなことで起業したらいいか、わからない。自分は、どんなことで起業したら、失敗せず、成功できるのだろうか?」というものです。

この不安の解決の方法は、実は、簡単です。「好きなことで起業する」ということをお勧めしております。それは、1万人以上の起業家志望のビジネスパーソンの支援をしてきた中で、私がたどり着いた結論でもあります。

昔から、どうしても、不思議だったことがあります。起業当初は、苦労しながらも、大きな売り上げを上げられた方が、久しぶりにお会いすると、もうその事業をやめてしまっている。そんな方一人や二人ではなかったのです。お話を伺うと、その方が辞めなければならかなった理由が、私には、見当たらない。理由なく、廃業していたのです。ただ、今なら、その理由はわかります。「好きでもないことで起業をしたから」です。

「儲かりそうだから」「他の人も成功しているから」という思いだけで起業をしてしまうのも、気持ちはわかるのですが、それが失敗の原因になってしまうことがあまりにも多いのです。瞬間風速的な売り上げを上げることはできても、押しなべて、維持することも継続もできず、途中で頓挫していく人ばかりでした。

これは、私にも当てはまる過去がありました。自分のことをお話しますと、以前、「時流に乗っているから」という理由で、英語教育の事業を手掛けたことがあります。当時の私は、起業家として経験も十分。市場規模も申し分ありません。パートナーも一流の方でした。失敗する要素がまったく見当たらず、成功すること間違いないと、意気揚々ではじめたのでした。しかし、ふたを開けてみると、うまくいきませんでした。理由は明確で、「私自身が英語という商品にまったく興味が持てなかった」からです。

逆に、ビジネス教育という市場では、お客様から少なからず、大きな評価をいただくことができております。市場の難易度は、英会話事業と同じか、場合によってはそれ以上かもしれません。それでも、英会話事業でうまくいかなかった私が、ビジネス教育の分野では、出版に至るまでの成果を出すことができた理由は、とてもシンプルです。「私がやりたいことだから」です。

慣用句で「好きこそものの上手なれ」といわれます。このことは、起業でも当てはまります。「起業したいけど、どんなことで起業をしたら成功できるのだろうか」という不安をお持ちでしたら、その解決の方法は、あなたの中にあります。「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」ということが、その答えです。

このようなお話をすると、「でも、ビジネスにしたいほど、猛烈にやりたいことが自分には、思い当たらない」という不安を感じる方もいらっしゃると思います。そんな方に対して、私はこう答えます。「誰にでも、必ず、やりたいことは宿っていますし、それをビジネスにして成功することは可能です」と。これは、気休めでありません。最後に「やりたいこと」の掘り出し方のいくつかをご紹介します。「小さい頃夢中になっていたこと」「家事や仕事の合間を縫って、自分の時間でやっている、楽しいからやっていること」「他の人が苦労するけど、自分は楽にできてしまうこと」というようなことに、あなたがやりたいことのヒントがあります。これらにあてはまることをリストアップしてみて下さい。そこからきっと、答えが見つかります。
 
 

一般財団法人 立志財団 理事長
坂本 憲彦


西日本シティ銀行で営業・融資を担当。その後、30歳で独立し10年間で1万人以上の起業家を指導する。現在は志ある起業家を育成する立志財団の創立者として講演や指導を行っている。著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」は紀伊国屋書店新宿本店で単行本週間ランキング2位となる。

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