Facebookハック~Facebookの最新事情~

第3回

商品・サービスの選定の落とし穴

 

○商品選定していますか?

業務システムを作りたい、作り直したい、新しい環境を取り入れたい...
会社の場合、お金をかけて業務の効率化、最適化を図ります。
この場合、会社では、「コンペ」という名の比較検討を行うのではないでしょうか。

必要としているものを満たすサービスや商品は、世の中にたくさんあります。
その中から、最適なものを選定することは、失敗しないための大事な行為です。

○実際の選定作業は? その結果が導く現実

しかし、現実問題として、正しい選定をしているかと言えばそうとは言えないケースが多いです。営業マンから説明や提案、時にはプレゼンテーションを受けるわけですが、当然のことながら良いことしか言いません。
また、ユーザー側の環境はさておいて、一般的なケースでの例示での説明が多いので具体的、現実的というよりは、理想的な話になりがちで、ユーザーサイドで比較ができないという事態に陥ります。結果、決めきれない、決済者への説明ができないということから、価格が安いという軸でしか判断ができなくなります。

その結果、実環境や実業務に合わない → 想定していた効率化、
効果が出ない → 結局、使われなくなる → 悪いのは、サービス、
商品、業者という図式。

これでは、安くしたつもりが、時間もお金も大幅なロスになり、一向に業務が改善されないという事態。業者が悪い、商品が悪い、サービスが悪いという逃げの口実ばかりが残る現実。

○原因は何か?

正しい選定は、正しい評価ができるかどうか。
しかし、概して、IT、システムはもちろん、自前の業務のこと、現場の課題などを理解していない、いや、理解できないことが原因です。 今、抱えている課題をどうすれば解決できるかどうかという視点、評価ポイントがあるかどうか。営業や提案、プレゼンテーションは、一般論になりやすく個別の環境や状況、課題にダイレクトに説明してはくれません。 業者やサービスプロバイダーは、実のところお客様の課題を解決するのは二の次で、自前の商品、サービスを売り込むことが第一の目標です。 業者の話をダイレクトに理解すること自体が、実は難しいことなのです。

○では、どうすればいい選定ができるのか!?

サービスや商品を提供する「プロバイダー」、それを享受する「お客様」、この2者に、第三者の目を持つアドバイザーを置くこと。課題を理解し、解決する方法を考え、必要なサービスや商品は何か? など課題の解決のロードマップを描くことが、失敗しない選定のキーなのです。 できれば、選定で終わらず、導入、運用まで管理する、そんな第三者のアドバイザーが必要です。
アドバイザーと言うと、高額なイメージを描きがちですが、社員の中で見つけるも良し、社外で相談できる友人でも良し、高額なアドバイザーでなくても良いのです。会社という大きな存在。重要な課題解決や失敗しないための保険と考えれば、多少の費用負担が発生しても、「社外CIO」や「アドバイザー」という存在がいても良いのではないでしょうか。 単に、安いほうを選ぶという判断基準しかないと自覚があるのであれば、なおさらです。

○では、どうすればいい選定ができるのか!?

よく社外の目を取り込むためにと、社外取締役が今注目されています。
しかし、社外の目が必要なのは、経営層だけではなく現場でも同じことが言えます。
ITを例にとれば、今や、IT、ネットワーク、セキュリティ、システムは、インフラとして認知され、普及され、利用されています。このインフラの上に、各会社の業務が存在します。IT、ネットワーク、セキュリティ、システムを正しく利用することが業務を活かすコツでもあります。業務を理解、共有し、インフラについても多くの正しい知識や理解や経験が必要であり、まさに外の目が活用できる場面なのです。
会社にとって、本業の業務が命、しかし、それを活かすも殺すもインフラなのです。
どうしても本業以外のことには疎くなります。その疎さを認め、外の目を活用する勇気。
これが、商品、サービスの選定だけでなく、結果的に正しい判断を導き出します。

 
 

SFJソリューションズ株式会社
代表取締役 川上 暁生

東京都品川区生まれ。東京工科大学卒業後、大手メーカーにSEとして勤務。 その後、独立し、ソフト開発会社、SIer会社を経て、人材紹介会社に転職。 ヘッドハンティング会社サーチファーム・ジャパン株式会社の立ち上げに携わる。 現在、同会社のグループ会社SFJソリューションズ株式会社にて、ITコンサ ルティング、プロジェクト管理、社外CIO業務に従事。

ユーザー企業の業務改善、システム導入の要件定義から導入、運用までを トータルで管理しながら、ITのみにとらわれず、経営者、管理者の右腕となっ て、頭と身体を使って支援しています。

最近では、中堅・中小の会計事務所や弁護士事務所など士業の社外CIO、アドバイザーとして支援することが多く、 身近な相談相手になっています。

著書:「これから取り組む企業のための日本版SOX法と内部統制」
(日本能率協会マネジメントセンター)

【ホームページ】 http://www.search-firm.jp/sfjs/

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