あなたの夢を叶える事業の作り方「ビジネス成功の5サークル」

第7回

夢の実現と収益性を両立させる

坂本憲彦 2016年2月17日
 
 「夢と収益性が繋がらない」ということで悩んでいる方がよくいます。

 夢の実現には、収益性を確保することは必須です。ピーター・ドラッガーは利益について「明日さらに優れた事業を行うためのコスト」だと言っています。利益がなければ、夢を継続的に実現することもできません。ですから、利益を出していくことは起業家・経営者にとっては必須になります。ただ、優先順位としては、ミッションが最優先で利益は最後になります。ミッションに基づいた利益を作っていかないと、結局、お金だけが目的になってしまい、長期的な発展から離れていってしまいます。

 ミッションと収益性を両立させるにはMAPと定量分析と経営計画発表会の3つが必要です。

 MAPとはミッション・アクション・プランの略です。ミッションを具体的に実現させるためには行動計画が必須です。夢やミッションがただの絵空事で終わりやすいのは、その先に具体的な行動計画がないからです。夢やミッションは作っただけでは、何も叶いません。具体的な行動計画に落とし込んでいく必要があります。

 MAPを作るために大切なことは、6ヶ月の具体的な行動計画を作ることです。最初にやるべきタスクを、すべて書き出します。そして、そのタスクを6ヶ月間のスケジュールに合わせて並べていきます。そうすると6ヶ月間の行動計画ができあがります。あとは、そのMAPにそって実行していくだけです。

 そして、次に大切なのが定量分析です。夢を叶えたいと思っている人で多いのは、数字に弱い方です。ミッションが定まり、事業が進んでくれば最後は数字が大切になります。特に大切なのが、欲しい利益から逆算で事業計画を考えるということです。よくこれだけの利益が欲しいといいながら、実は具体的な数字の計画に落とされていないということが多々あります。

 まずはこの事業でいくらの利益が欲しいのかを決めます。そして、その利益を出すためには、どの商品をいくつ売って、いくら利益が残るのかを前もって計算する必要があります。そして、それを実現させるための行動計画を考えていくのです。そうすることで、あなたの事業は収益を出す方向に向かっていきます。

 そして最後は経営計画発表会です。年に一度、あなたの行動計画と数値目標そして、ミッション・ビジョンをまとめた経営計画を、仲間や関係者に発表します。あなたの経営計画を仲間に伝えることで、共通の夢を持った仲間と一緒に、あなたの事業を進めていくことができます。この3つを使って、ぜひ、夢の実現と収益性を同時に叶えていってください。


2016年2月17日 フジサンケイビジネスアイ掲載
 
 

プロフィール

株式会社ナレッジアクション
代表取締役 坂本憲彦


ビジネストレーナー。
銀行を退職後、30歳で起業し複数の事業を立ち上げる。
その経験をもとに77業種2000名以上の起業家・経営者の指導を行う。
「ビジネス教育で人々を幸せに」を理念に、起業家育成を行う坂本立志塾を主宰している。


HP:一般財団法人 立志財団

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