10年後も生き残る為のマーケティングDXを学ぶ ~DXサロン~

第3回

Twitterの企業アカウント成功事例から学ぶ 設計のコツ

DXサロン(株式会社カトルセ)  橋本 健太郎

 

Twitterの企業アカウント成功事例から学ぶ-設計にコツがあった

前回のコラムでは企業がTwitterのアカウントを運用する上で最初に決めるべきポイントを解説しました。

今回はもう一歩先に進み、実際にアカウントを作成するときに押さえておくべきコツをお伝え致します。

実際にTwitterを用いて成果を上げている企業を数社ピックアップし、どんな要因があってフォロワーが伸びているか?を紹介しながら実際に運用するに当たって抑えるべきコツを最後にまとめました。

Twitter企業アカウントの成功事例

やすもと醤油

(@yasumotoshoyu)https://twitter.com/yasumotoshoyu
Twitterイメージ

社長がご自身でツイートされていて、すごく人柄が伝わりやすく好印象が持てるアカウントです。人柄の出るツイートは拡散力は劣りますがみている人の気持ちを動かすことができるので、結果的にファン化へとつながりやすいです。

自社商品の使用例を写真を使ってツイートしているので、実際に売上に貢献しているのも納得です。

https://twitter.com/yasumotoshoyu/status/1586523281624023040?s=20&t=JoooiNPWgkI3Qo_-ee2A7A

またこのようにみている人が「売れてるんだなぁ」と感じさせるツイートをすることで、商品の購買意欲を刺激することもできます。(もちろんやりすぎは厳禁です。)

https://twitter.com/yasumotoshoyu/status/1584401011023630337?s=20&t=JoooiNPWgkI3Qo_-ee2A7A

株式会社石井マーク

(@ishiimark_sign)https://twitter.com/ishiimark_sign

標識を作っている会社です。標識の本来の機能である「注意喚起」にフォーカスした図解ツイートがバズを生み出しています。

やすもと醤油とは正反対に1人の個人が運用してるようなツイートではなく、「有益であり、コミカルなツイート」でアカウントを成長させています。

人柄重視の「属人性のあるツイート」は拡散力は低いですがファン化しやすく、有益性重視の「有益情報ツイート」はファン化はしにくいですが拡散力が高いです。

石井マークさんの場合、有益情報の中にクスッと笑えるポイントを作ってうまくファン化を行っているのがわかります。

https://twitter.com/ishiimark_sign/status/819128882607505408?s=20&t=j-GiICxKrbY8Dyac6Mm3zA

https://twitter.com/ishiimark_sign/status/815578086179602432?s=20&t=j-GiICxKrbY8Dyac6Mm3zA

永江印祥堂【公式】

(@nagaeinsyoudou)https://twitter.com/nagaeinsyoudou


印鑑・ゴム印を製造している永江印祥堂という会社です。こちらのアカウントはヘッダーが非常に印象的で「印鑑」「驚くほど細かい押印跡」「一円玉」の3つがあることで「この会社の技術力が非常に高い」というアピールに繋がっています。ヘッダーは基本的に1秒もみてもらえません。ましてや、じっくりみるひとなどほぼ居ないでしょう。

ですのでパッと見で興味づけをして技術力の高さを連想させることができるというのは非常に効果的なアピールポイントになっています。

また、ツイート内容でも同じように印鑑の細かさ、内容のユーモアがぱっと見で伝わりやすいです。

https://twitter.com/nagaeinsyoudou/status/1592422923134197760?s=20&t=sFxBFiqzr-r8o3gWnUPIGg

https://twitter.com/nagaeinsyoudou/status/1579953724478590977?s=20&t=JoooiNPWgkI3Qo_-ee2A7A

このツイートは22.6万いいね、4.3万リツイートというかなり大規模なバズを起こしています。

印鑑を実際に使っている利用者の声もリツイートされていたり、属人性のあるツイート文は非常にファンが多いのではないでしょうか。

成功しているアカウントの共通点


3つのアカウントを紹介してきましたが、どのアカウントにも共通して言える「成功ポイント」があります。

・アカウントのキャラクター

・発信内容

・アイコン・ヘッダー・プロフィール

の3項目に分けて、順番に解説していきます。

 アカウントのキャラクター


3社それぞれにキャラクターの違いはあります。文章の書き方や語尾の設定は属人化させるか、情報発信に特化させるかによって多少変化します。

やすもと醤油や永江印祥堂のアカウントで言うと、社長がユーザーへ話しかけているようなフランクなキャラクターですし、株式会社石井マークはですます調の丁寧な言葉遣いです。

ですので、キャラクターは口調や言葉遣いだけを最初に決めて統一できていればそこまで気にする必要はありません。

ただ、企業アカウントですので見ている人が不快になるような乱暴な言葉遣いは控えましょう。

  発信内容


共通して言えるのは「機械的になりすぎない」ように発信している、という点です。

・誰にでも言えるような日記のようなツイート

・自分の会社に全く関係のないツイート

・人間味もなく、有益さもないツイート

こういったツイートはしていません。会社に関係ないツイートをしていたとしても、経営している人の人柄が伝わる言葉が入っていたり、写真が入っています。

また、ネガティブな内容で完結するツイートも控えましょう。

ネガティブな要素を含んでいる場合は

・結論をコミカルにして「オチ」をつける

・結論をポジティブにして魅力的なストーリーにする

このようなツイートにしましょう。

3社とも「伝えたいメッセージ」がしっかりとツイートに組み込まれているのがわかります。

 

アイコン・ヘッダー・プロフィール

この3つはアカウントのキービジュアルとなります。それぞれが整っていないとアカウントの成長の妨げとなりますので、しっかりと整えていきましょう。


アイコン

アイコンは人間にたとえると「顔」となる部分です。やすもと醤油は自社商品の写真、他の2社は会社のロゴをアイコンに設定しています。

ツイートを見た時に「この会社か!」とすぐに伝わりますよね。ぱっと見でわかりやすいものを選びましょう。

ヘッダー

やすもと醤油の場合はモノクロの写真、他の2社は自社が作っているものがヘッダーになっています。

前項でもお伝えした通り、ヘッダーをじっくりとみる人はほとんどいません。ですので、こちらもパッと見でメッセージが伝わる画像がオススメです。

ストーリー性のあるものでも良いでしょう。ヘッダーを見た人に自社のいいところを「連想」させるようなヘッダーを意識しましょう。

プロフィール

プロフィールには

・何を作っている、どんなサービスを提供しているか

・自社の商品の差別化ポイント

この2点を書きましょう。

また、URLを貼り付けることができます。そこには自社HPか、商品販売用のwebページを乗せて、Twitterから自社ページへの動線を作ることを意識すると、売上にも良い影響が出やすいです。

ただし、プロフィールは160文字の文字数制限があります。長々と不要な説明を書いてしまうと、あっという間に制限がきてしまうので注意が必要です。

企業だからこそできる強み

Twitterでは普段のツイートの他に「企画」を行うことが多いです。特に企業アカウントが数多く実施するのがプレゼント企画。

うまく活用することでフォロワーを一気に獲得することも可能です。

プレゼント企画とは

下記のツイートをご覧ください。

https://twitter.com/maxellJP/status/1563179529686118407?s=20&t=dMOGo10J1YgMRs3Ri9Adrw

他者とコラボでプレゼント企画を行っているツイートです。

このように、自社商品を抽選でプレゼントするものが一般的なプレゼント企画です。

自社商品がない場合(無形商品を取り扱っている場合)は、

・アマゾンギフト券などのギフト

・自社サービス利用を無料体験でプレゼント

などを行うことが多いです。

自社のリソースで行うことができると費用も抑えられて非常にコストパフォーマンスが良い企画を実施できますね。

企画のやり方

企画を行う場合、準備するものは

・プレゼントするもの

・企画用アイキャッチ画像

上記2つです。

もし今後さらに顧客の属性を絞っていきたい場合は、公式LINEやメルマガを用意しておくと良いでしょう。

ツイート内容では

・どんな企画か?

・プレゼントの内容

・応募条件

・応募期限

この4点をからなず明記しましょう。

詳細説明を書いた画像を、企画ツイートのリプライに追加しているケースも多いです。

こちらのツイートがわかりやすい例です。

https://twitter.com/sato_saketen/status/1589422396716756992

定期的にプレゼント企画を行うことで認知度獲得にもつながります。

できそうであればどんどん実施していきましょう!

まとめ

今回は実際にTwitterを上手に運用している企業を実例として紹介しました。

どの企業も、現在のフォロワー数は2万人以上ですが総ツイート数も1万を超えています。

それだけ継続した発信が必要である、という事実を数字が物語っていますね。

企業がTwitter運用を0からスタートさせるにはある程度のノウハウが必要となります。

それを踏まえた上で、まずは自社で挑戦してみるのもいいですし、初めから運用代行やコンサルティングを取り入れるというのも非常に有効な手段と言えるでしょう。

次回はTwitterで発信していく上で知っておきたい機能や、活用方法を紹介していきます。


 

プロフィール

DXサロン(株式会社カトルセ)
代表取締役 橋本 健太郎

2019年起業。システム開発の企画、プロジェクトマネージメントを主な事業としながら、IT顧問、DXコンサルタント、SNSマーケティング、XRサービス、NFT×メタバースマーケティングと多方面に事業を拡大している。2022年からは、ギフト・リフォームECサイト事業、Twitterオンラインサロン事業を展開。 大手住設機器メーカーのシステム開発に長く従事し、「XR・3DCGを活用したプレゼンテーション」「複雑なコンフィグレーションが必要なシミュレーター・見積機能」「基幹システム連携」などの開発や新規事業・SaaS開発に多く携わった。 攻めのDXは企画立案から、守りのDXは海外ベンダーの調査・評価まで幅広く対応可能。IT・システムの知識が無いクライアントを高いコミュニケーション力で支援します。


Webサイト:DXサロン

10年後も生き残る為のマーケティングDXを学ぶ ~DXサロン~

同じカテゴリのコラム

お役立ちコンテンツ

  • 弁理士の著作権情報室

    弁理士の著作権情報室

    著作権など知的財産権の専門家である弁理士が、ビジネスや生活に役立つ、様々な著作権に関する情報をお伝えします。

  • 産学連携情報

    産学連携情報

    企業と大学の連携を推進する支援機関:一般社団法人産学連携推進協会が、産学連携に関する情報をお伝えします。

  • コンサルタント経営ノウハウ

    コンサルタント経営ノウハウ

    コーチ・コンサルタント起業して成功するノウハウのほか、テクニック、マインド、ナレッジなどを、3~5分間程度のTikTok動画でまとめています。

新聞社が教える「プレスリリースの書き方」

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

連携サイトお役立ち情報

  • 海外ビジネス談

    海外ビジネス談

    海外とのビジネスにおいて、それぞれの国の持つ文化や歴史に関連して、さまざまな商習慣・商文化というものがあります。そんな海外とのビジネスにおける経験談をお伝えしています。

  • 起業家に影響を与えたこの一冊

    起業家に影響を与えたこの一冊

    起業やビジネスを展開する上で起業家が影響を受けた本を紹介しており、その起業家がどのような本からどんな影響を受け今のビジネスにどんな変化があったのかを知ることで、起業家マインドの一端を垣間見ることができます。

  • オンリーワン商品

    オンリーワン商品

    オンリーワンの商品やサービスを世の中に出す企業の開発に至るまでの背景や商品の特長、苦労話、今後の展望などをご紹介します。