突撃!CES2020

第2回

CES 2020 における日本勢の展示まとめ

株式会社データデジタルデザイン 2020年3月4日
 

毎年1月に米国ラスベガスにて開催されているCES(全米家電IT見本市)。世界各国から様々な業種の企業が、最先端の技術を展示しています。今回は、そこに展示されているブースの中でも日本企業を中心にご紹介します。 

このCESは米国・ラスベガスで2020年1月7~10日までの4日間にわたって開催され、全米民生技術協会(CTA)が主催する展示会です。主な展示会場としては全体で「TECH EAST」「TECH WEST」「TECH SOUTH」の3つに分かれています。

主会場となるのがラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)などがあるTECH EAST。そしてTECH WEST、TECH SOUTHと続きますが、ラスベガスの街全体を使い展示をしているという形で、到底一日では回りきれない大きさです。

まずはスタートアップ企業を中心としたブースがあるTEHC WESTのサンズ1階。通称、「エウレカパーク」というエリアがあり、スタートアップ企業を集約した展示エリアとなっています。

[エウレカパーク写真]

今回のCES 2020は総勢約1200社もの出展があると公表されており、基本的なブース配置としては「ヘルスケア」や「AI」などの産業のカテゴリ別・ジャンル別に並んでいます。このエウレカパークは少し珍しく、「フレンチテック」や「ジャパンテック」などの、各国ごとにスタートアップがまとまっているブースが多く見受けられます。

[マップ写真]

その中で日本のスタートアップ企業はどうかと言うと、「J-Starup」と「JAPAN TECH」の2ブースに主な企業は集約されており、それぞれ隣り合ったブース配置で出展しています。

この「J-Starup」はその名の通り、経済産業省が主体となって日本のスタートアップ育成の新施策を官民連携で行うスタートアップ集中支援プログラムの「J-Starup」から来ています。そのプログラムに選ばれしスタートアップや、その他公募で審査を通過したスタートアップ企業が出展しています。

具体的には、テレビでもよく見かけることのある落合陽一さんが社長を勤めているピクシーダストテクノロジーズもこの「J-Starup」に選ばれており、今回のCES 2020にも出展しています。

[ピクシーダスト写真]

また、「JAPAN TECH」はteam JAPAN TECH PROJECTというコンソーシアムが主体となっているブースで、奈良先端科学技術大学院大学のように大学での研究成果を展示したコーナーや、

[奈良先端大学社写真]

タニタ食堂でもお馴染みタニタの社内ベンチャーとして立ち上がった企業なども出展しています。

[サウザンドスマイル写真]

また全展示の中でも特に優れた製品に贈られる「CES 2020 イノベーションアワード」に、JAPAN TECHからは完全コンピューター制御のウェイトトレーニングマシン「Higatrec」が。J-startupからはLOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT」などが受賞しています。 [ひがとれ写真]

まさにIoTの概念が、これまでのIoT=「internet of things」から、新しくIoT=「intelligence of things」に変化したという基調講演の内容に相応しいプロダクトたちです。

その他、日本で行われるスタートアップの祭典の1つであるInfinity Venture Summitなどで受賞経験を持つエアロネクストや、昨年末に東証マザーズへと上場を果たしたマクアケといった企業の展示も人気です。

[マクアケ]

次に、スタートアップブースを離れ、大企業の展示の方に目を向けていきます。

先ほどお伝えした「TECH EAST」、「TECH WEST」、「TECH SOUTH」の中で、主会場となるのはラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)がある「TECH EAST」のエリアです。

[LVCC写真]

ここはすでにいくつかのメディアにも取り上げられて話題になったソニーが作った車の展示や、トヨタが発表した静岡・裾野市でのスマートシティ計画の展示などがあります。エウレカパークの展示とは違い、各企業が各々個性を盛り込んで、作り込んだブースになっており、その規模や展示の内容も比較にならないような大規模なものが多いです。

トヨタのように、360°スクリーンを設置し、プレス発表したスマートシティ計画のイメージビデオを流しているシアター型の展示を行っているブースや、

[トヨタ写真]

ソニーのように、まるで1つのテーマパークを作るかのごとく世界観の作り込みがなされているブースまで。

[ソニー写真]


全体を見渡すと、昨年のCES 2019に引き続いて今年も車を展示の中心としている企業が多い印象です。一般の参加者からは「モーターショーに来ているみたいだ」との声も聞こえるくらいの数の展示です。

このエリアは世界的な知名度がある企業たちが数多く出展している場所でもあり、

事前のプレス発表で話題になったブースが、より多くの人で賑わっているなという印象です。 [NTT写真]

この他にも、多くの日本勢が出展しています。

  

[日本企業の写真×6個ほど]

 

その中でも特におもろしいなと感じたものが、日本の保険会社では初めてCESに出展したという損保ひまわり生命の展示です。自社の商品やコンテンツを中心として展示するのではなく、海外のスタートアップ企業とコラボレーションした事例を展示しています。また、そのコラボレーション先のスタートアップ企業自体も今回のCESに単体で参加しているとのことで、CESへの強い意気込みを感じられます。

[損保ひまわりの写真]

また、パナソニックは社内ベンチャーや新規事業部門だけのブースを、別にもう1つ出展しており、100BANCHといったインキュベーション施設や、Shiftallといった元パナソニック社員が起業した会社を事業買収にて取得したIoTスタートアップ企業を中心とした展示を行なっているなど、ベンチャースピリット満載の展示もあります。

[パナソニックの写真]

世界最大規模であり、新しい年が明けてすぐに行われる展示会ということもあり、2020年のトレンドを考える上でも大事な情報源となるCES。

スタートアップを中心とした日本勢も、TECHやIoTの分野でもっと羽ばたいていくために、この先、世界でのチャレンジが必要不可欠です。

全体的なブースの規模や展示内容などでは海外勢に推され気味の部分もありましたが、初めて今年「JAPAN TECH」と「J-startUp」の展示ブースが隣になるなど、ALL JAPANへの流れは来ていると感じます。

2020はまだ始まったばかり。今後も日本勢のチャレンジをALL JAPANで応援して行きたいものです。

 
 

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