V-Spiritsグループ

V-Spiritsグループ 代表 中野裕哲氏

公開日:2017年9月14日

起業家目線で会社設立から経営までをまるごとサポート

事業内容は?
起業を志す人のために、個人事業の開業および会社設立の相談・サポートを行っています。
起業前の相談や事業コンセプトのブラッシュアップ、創業融資や補助金の可能性診断、税務や労務の疑問点解消などを無料で受けられる起業相談を、年間200件以上実施しています。無料の起業相談は面談のほか、遠隔地の場合、電話や「Skype」でも可能で当社からの営業勧誘は一切ありません。
起業から会社設立後の経営までを一気通貫でサポートしているのも大きな特徴で、「コンサル付き法人設立パック」や「公庫創業融資向け資金調達サポートパック」「補助金サポートパック」「助成金サポートパック」などのほか、税務、労務、許認可、登記、ビザ申請、経営戦略策定それぞれについて「まるごとおまかせサービス」を用意。税理士顧問契約や経営相談契約、記帳代行、人脈コネクトサービスなどをパッケージにした法人向けの「まるごと経営顧問®パック」、個人事業主やフリーランス向けの「まるごと経営顧問®パックLight」も提供しています。
最近はどんな起業相談が多いですか?
以前は、IT分野で起業したいという20代の若者が多かったのですが、ここ数年は、企業内で一定の経験を積んできた4、50代のビジネスマンが自分のキャリアを見直し、独立も視野に入れて相談に訪れるケースが多いですね。また大企業の社長・役員クラスの方が、会社を退いたあとに自ら起業し、第二の人生を歩みたいという相談も増えています。
逆に、若手ビジネスマンや学生からは、「これからどういうキャリアを身につけたら起業できますか」という相談を受けることが多いですね。
具体的な計画が決まっていなくても相談できるのですね
起業の方向性がまだ定まっていない人に対しては、ご自身のキャリアや経歴、やりたいこと、できること、社会にニーズがあることなどを踏まえ、起業してビジネスが成立する可能性が最もあるのはどのポイントかを一緒に考えています。
逆に、何をやりたいのかが決まっている人に対しては、お金の借り方、補助金や助成金はもらえるのか、税務はどうしたらいいのか、従業員の雇用はどうしたいいのかといった具体的な事柄について、総合的にアドバイスしています。
起業するうえで大切なことは何ですか?
起業を考えたとき、先輩経営者や知人に相談することが多いと思いますが、10年前に起業した人から「こうしたらお金を借りられた」というアドバイスを受けても、当時とは制度や状況が大きく変わっているかもしれません。補助金についても、1、2カ月経てば情報は古くなってしまいます。その意味で、情報が正確か、最新かどうかということに注意する必要がありますね。
また会社設立の際、資本金額を含めた設立のしかたによって創業融資を受けられるかどうかや融資金額が大きく変わるので、会社設立時に創業融資のことも合わせて考えなければいけません。要件を満たしていないとか、事業計画書の内容に不備があることがわからないまま創業融資を申請した結果、審査に落ちて起業ができなくなったという話も実際にあります。
創業時に国や自治体の補助金や助成金を得られるかどうかも大きいですが、たとえば東京都の融資を受けていれば東京都の補助金に応募できるというように、ある決まった手続きを踏まないと対象にならないケースもあるのです。
経営は一面的なものではなく、多くの事柄を多面的に捉えることが大切です。そこで私たちは起業の実務に必要となる事柄をすべて同時に考え、全体を俯瞰し、その人に何が一番有利でふさわしいのかを一緒に模索していくことを信条にしています。
サービスの強みは何ですか?
創業融資の審査合格率や補助金、助成金の採択率が高いことです。たとえば政策金融公庫の創業融資で融資審査無敗記録を6年間続けているほか、自社ホームページを立ち上げてリスティング広告などを行う際にも活用できる、国の「IT導入補助金」についても採択率が全国平均で約30%のところ、当社では約94%に達しています。
元日本政策金融公庫の支店長や、元補助金審査員が在籍しており、申請だけでなく、採択後の書類作成や各種手続きまでをサポートしているのが大きな特徴です。
なお最近では、経済産業省の補助金や厚生労働省の助成金などのメニューが増えているほか、東京都を始めとする各自治体の補助金制度も充実してきています。ところが、具体的にどんな補助金や助成金があるのかがあまりよく知られていないので、当社では「イノベーションズアイ」の助成金・補助金ページなどを通じて情報提供にも力を入れています。
最近どんなことに取り組んでいますか?
今後、企業経営にITやAI(人工知能)の導入が進むと考えられますが、経営の出発点は人であり、個々の人の力がより求められる時代になっていくと思います。そこで当社が人と人とのつながりの拠点になることを目指し、今年から経営者が集う交流会を始めました。
毎回、参加者の9割が入れ替わるビジネス交流会を月に2、3回、東京・池袋の当社セミナールームで行っています。交流会の場で補助金や起業の話題に話が及ぶことも少なくありません。
ほかにもセミナー「V-Spirits起業カレッジ」を月に8回、人脈塾を月3回、士業限定の交流会を月に2回ほど行っています。これらの交流会や当社のフェイスブックを始め、何らかの形で当社とつながっていただいた起業家や経営者の皆さんに対して、正確さと最新を旨とする情報源としての機能を果たしていきたいと思います。
起業支援でどんなことを大切にしていますか?
父が会社を経営しており、私も幼い頃から経営者になることを目指していました。また私のメンターであり経営者でもある伯父から、さまざまな職種を経験し、企業経営を支援できる専門家になるようにアドバイスを受けました。そこで住友不動産販売を皮切りに、大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所などで営業、経理、財務、人事、総務の実務を学び、管理職や経営陣としての経験も積みながら、ビジネスの現場で修行を重ねたのです。
28歳のときには、半導体製造設備製造会社で金庫番を任され、オーナー社長の経営哲学を学びながら、新規事業の計画書を作って金融機関と資金の融資交渉を行ったり、税理士、会計士とも顧客の立場で接していました。
その意味で、いま起業家の皆さんに対して行っている、「ビジネスアイデアをこう事業計画書に落としたほうがいい」とか「こう経営したほうがいい」などのアドバイスは、私自身の実体験から出てきているものです。
私と一緒に起業支援を行う専門スタッフにも経験者を揃えていますが、書類だけを見て「机上の空論」で語るのではなく、ヒヤリングを重ねて奥の奥までを聞いたうえで、起業家の皆さんの心に響くサービスを提供していきたいですね。
インタビュー:ジャーナリスト 加賀谷貢樹

中野裕哲
経営者である父の元に生まれ、幼少の頃から経営者を志す。大手、中小、ベンチャー企業や会計事務所でさまざまな業務・役職を経験。
2006年、会計事務所兼企業コンサルティング会社に入社。2007年、V-Spiritsの前身となる中野裕哲税理士・社会保険労務士・行政書士事務所を開設。同年、ドリームゲートアドバイザーに就任し、起業家への支援活動をスタート。ドリームゲートアドバイザーグランプリで6年連続相談者数全国1位などの高い実績を持つ。『一日も早く起業したい人が「やっておくべきこと・知っておくべきこと」』(明日香出版社)、『50歳からの起業術』(大和書房)など著書多数。

企業概要

住所 〒170-0013
東京都 豊島区東池袋4-24-3 ジブラルタ生命池袋ビル9階
URL

http://www.v-spirits.com/

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